三月になった直後に大雪の日が二日ばかりあって、その後は暖かい日が続いて
います。
山はまだ真っ白ですが、湖を覆っていた氷は徐々に融けてきました。
これが始まると「ア~今年も春がきたんだ」と実感します。
去年の秋の落葉が氷の中に閉じ込められてしまって、今それがそのまま融けだ
してくるから、まるで秋にタイムスリップしたような景色が現れます。
これも春の楽しみのひとつです。
暖かくなると森の生きものたちは、急にいきいきと動きまわるようになります。
小さな鳥たちは、雪が解けて土が顔をだしてる所を見つけて、小さな虫や、食
べられそうな植物を探します。
水辺の大きなサギなどは、湖水の融けた隙間から、クチバシを水中に入れて、
上手に小魚を捕えます。
みんな生活の知恵があって、工夫しながら生きています。
早いもので、東日本大震災から10年になりました。
あの時は関連死も含めて、2万2千人以上の方が亡くなりました。
そして、未だに全国に散らばった避難者が数万人もいるとのことです。
福島においては現在、帰還困難区域が7市町にも及び、帰還時期はもとより、
除染計画もできていないそうです。
そして今、コロナがきて、8千人の方が亡くなっています。すでに阪神淡路
大震災(6434人)を上回っています。
なんてことでしょう。
ア~、それなのに「復興をアピールする五倫」とか言って被災地に聖火を走
らせるとか。
辛い気持ちの被災者も、たくさんいらっしゃることでしょう。
さすがに気が引けたのか、最近は「人類がコロナに打ち勝った証としての
五輪じゃ」などと変わっています。
当初は既存の施設を使って7千億円でやるとのことでしたが、今では3兆円
を超えて、さらにコロナ対策費がかかるそうです。
日本はいくらでもお金は刷れるけれど、全部若い人たちに負担が及ぶのだか
ら少しは考えないと気の毒です。
10年前のあの大震災で、直接被害はなかったものの、価値観も人生観も変
わって、生きる方向を変更した人を何人も知っています。
今度のコロナも、人々にさまざまな心的な影響を与えることでしょう。
それは自分も含めてのことです。
なぜかこの時期になると、きまってカラスが大集合します。
そして大合唱を始めます。
変わらない自然です。
東北の仕事仲間も被災して更にこの間の地震電話したら前回の地震より揺れは大きかったようです。東京も結構ゆれました。
日立関係の仕事だったので結構仲間がいて家を流された人も何人かいました。飯館村で米作りをやってる仲間は未だに家に帰れない状態。原発も効率は良いけど事故には弱い!
東電も目の前の予算をケチってたツケがこの状態。オリンピックもその通り復興五輪なんて口先だけで復興なんて何も考えてない復興させるなら五輪関係の建築で作業員を持っていかれた現場の事考えたか?言えばきりないのでこの辺で‥‥相変わらずの生活を保ってます。
けしからんですね。
それにしても、兆単位の金がポンポン飛び交ったり、官僚の一回の食事が7万円とか、
日本は豊かな国になりましたね。
ロクに食い物のない時代に生まれた人間にとっては、夢のような話です。