おじぃの独り言

セミリタイアして第二の人生をエンジョイするおじぃの備忘録です。

2023神奈川河川ポタリング『相模川下流』②須賀港~馬入の渡し跡

2023-01-08 08:01:18 | まちま~い

「ひらつかタマ三郎漁港」から約500m上流に「須賀港」があります。

「須賀港」は江戸時代幕府公認の七つの湊の一つであり、相模の国の物流の集散地であり文化の入口でもありました。

江戸時代人気のあった大山参拝の海の玄関口として多くの人で賑わいました。天保年間には、平塚宿より須賀村の方が人口が多かったそうです。明治20年鉄道が開通すると船便は寂れ、漁船だけの港となりました。

そして「須賀港」の沖合に「湘南潮来」があります。『相模川』下流の広々とした水郷地帯です。

マリンスポーツや川釣りなどを楽しむ人々でにぎわいます。ここの河口は海抜以下で、海水が逆流する景観から名付けられたそうです。夏には花火大会が盛大に行われ、多くの家族連れが訪れます。

『相模川下流』ポタリングは更に上って行くと東海道本線と交差します。

この辺りの『相模川』のサイクリングロードは、よく整備されて広々としてとても走りやすいコースです。

更に上って行くと国道1号線が通る「馬入橋」と交差します。「馬入橋」は東海道が『相模川』を渡るところに架かる、全長563mの道路橋です。

鎌倉時代に『相模川』に架かる橋を造り、その落成式の後に源頼朝が川に落馬し、その数日後に彼が死去した逸話から、相模川河口付近は「馬入川」と呼ばれるようになりました。そのためこの橋も馬入橋となりました。

「馬入橋」を過ぎるとサイクリングロードは土手の上を走ります。『相模川』を見渡せながらのポタリングでとても気持ちがいい走りです。

更に上流に進むと川沿いに「ホーミーマリンクラブ」があります。ジェットスキー関連のレンタルはもちろん、ウェイクボードは専用の船を用意し、釣りやシュノーケル、バナナボードにビスケットなど短時間でも気軽に遊べるサービス、そして船で行くツアーサービスまで幅広く展開するマリンクラブです。

そしてサイクリングロードを挟んで陸側には「馬入の渡し跡」があります。東海道の主たるルート、馬入の渡し跡です。

『相模川』は、江戸時代までは防衛上の理由などで、橋をかけることが禁じられていたので、60箇所以上の渡し場(渡し舟)があったと言われています。大動脈である東海道は「馬入の渡し」と呼ばれ、幕府が管理し、周辺村々の負担によって成り立っていました。

当初船は須賀村(現平塚市)だけで用意していた様ですが、元禄五年(一六九二年)に対岸の柳島村(現茅ケ崎市)が加わりました。船には「小船」と「馬船」があり、小船は人を乗せる船で定員二十人ほど、馬船は大型で馬が荷物を積んだまま横向きに乗ることができました。他に将軍や大名用の「御召船」などが用意されていました。又将軍の上洛など特別の大通行があった場合、幕府は「船橋」をかけさせました。

また、この辺りは「馬入ふれあい公園」となっており、河川敷には相模川沿いにある開放感あふれる天然芝のサッカーグラウンドがあります。 2面あるサッカー場では市のサッカー大会などが開催され、地域のサッカーチームの練習場としても多くの人に活用されています。湘南ベルマーレの練習グラウンドにも利用されています。

続く、、、

 

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