高橋克典の“法律 だいすきになーれ+ひとり言α”・・・・・ まずは“宅建資格”から

法律系資格を取得しようとする場合、まず民法の勉強はかかせませんね。さらに、好きになって得点源にぜひしたいものです。

R01本試験「問18肢4」に一言・・・。

2020-06-26 11:24:41 | 宅建試験 総括
勉強進んでいますか。

今回は、法令関係の問18の肢4を取り上げてみたいと思います。

これも、初出題でしかも改正点ズバリです。

しかし、ここまでつめている受験生は、実は講師でもなかなかいません。

でも、肢2を正解にせざるを得ない問題なのです。

・・・・・・
建築基準法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

4 地方公共団体は、その敷地が袋路状道路にのみ接する一戸建ての住宅について、条例で、その敷地が接しなければならない道路の幅員に関して必要な制限を付加することができる。
・・・・・・

この肢を○とした受験生がもっとも多かったです。

これを○とした人は、では肢2をなぜ×にしたのか、練習できちんとミスした点を詰めておかないといけません。

地方公共団体は、その敷地が袋路状道路(その一端のみが他の道路に接続したものをいいます。要は、広いところに出るまでに遠いのです。)にのみ接する建築物であって、延べ面積が150平方メートルを超えるもの(しかし、一戸建ての住宅を除く。それを除くのはそこに多くの人が生活していないので、もし火事が起こっても、袋路状道路で二次災害がおこりにくいのです。)について、条例で、その敷地が接しなければならない道路の幅員に関して必要な「制限を付加」することができます。

「一戸建ての住宅」が重要なキーワードですね。
その敷地については、このような制限の付加、はできないのです。

肢2が良い問題でしたから、肢4はこのぐらい、難しい内容でもOKですね。

もし、直前予想で、肢4を×として正解にするには、「制限を付加」でなく一戸建てだから「制限を緩和」できるとした問題をつくるかもしれません。

条例で緩和できるか、は過去問でよくでていますからね。

もちろん、昨年でているところですから、今回の直前予想にはありませんが・・。

このブログがお役に立ちますように。

では、また。 



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