ケンのブログ

日々の雑感や日記

こんな言葉遣いでいいのだろうか

2019年12月06日 | 日記
今日郵便受けの中にある銀行から来たはがきが入っていたので見るとこんな文章が書いてあった。

「平素より〇〇銀行をご利用いただき誠にありがとうございます。この度、環境に配慮した活動として、定期預金に関する以下のご案内発送を終了させていただきます。なお、お預入状況、満期日等については、〇〇などでご確認いただけます。この機会に是非ご利用ください。今後もお客様にご満足いただける商品。サービスの提供に努めてまいりますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。」

文中に以下のご案内となっている部分の具体的内容は囲みの中に書いてあるが要はいろんな案内をはがきなどの紙媒体で送るのをやめるというお知らせだ。

僕、この文章を読んだとき、人をおちょくっているのかとなんか胸の中に怒りの感情がこみ上げてきた。ちょっとひどい文章だと思った。どこが一番ひどいと思ったかと言うと「環境に配慮した活動として以下のご案内発送を終了させていただきます」というところだ。

短くこの文章全体を要約すると「環境に配慮した活動として案内発送を終了させていただきますので何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます」ということになる。なんか、構文の核になるところだけ要約して取り出すと環境に配慮した活動を始めるので理解してほしい。新しいことを始めるので理解してほしいというニュアンスがそこはかとなく漂ってくる。

本当は今までやってきたことをやめるお知らせなのに、環境保全活動をするから理解してほしいというように巧妙に問題点をすりかえてしまっている。

原文には「環境に配慮した活動として〇〇を終了する」と書いてある。だから、「環境に配慮した活動として」という部分はセンテンスの中では「〇〇を終了する」を副詞的に修飾する構文になっている。だから突っ込まれれば環境保全活動のお知らせをしたわけではない。お知らせしたのは終了の事実である、とちゃんと言い訳が可能な書き方になっている。そこがいかにも巧妙でずるいと思う。

だいたいみんなこんな書き方なのかと思って他の銀行の文面をネットで見ると「環境に配慮した活動として」となっている下りは「紙資源節減のため」とするのが大体は業界のスタンダードであるようだ。「紙資源節減のため」なら具体的でまだわかる。

また、「勝手ながら終了させていたできます。」という具合に「勝手ながら」を入れて少しお詫びの気持ちをにじませている銀行もある。今は関西電力の経営者も法はおかしていないと居直る時代だから、終了のお知らせで申し訳ありませんまではいらないかもしれないけれどやはり勝手ながらくらい入れるべきだと思う。

環境に配慮した活動としてという具合に問題点を広くして将来に向けた崇高な理念のようにみせかけてぼやかしてしまっている。本当に顧客の気持ちに向き合う気持ちがあれはとても書けない文章だと思う。

なんか経営効率ばかり考えて
顧客のおかげさまという気持ちのなくなってきた会社は信用できないというか怖いような気がする。下で働く人もしんどいかも知れないと余計な想像までしてしまう。

日本人の心情としてこういう場合は何らかの形で遺憾やお詫びの気もちを文面や言葉ににじませるのが通例であったと思うし、それが日本人の心でもあったように思う。本当に今の世の中の言葉遣いってどうなってしまっているんだろうと思う。

あともうひとつ僕が勤めていた会社も危なくなってきたら上の方の人の言葉遣いが無茶苦茶になってきた。こんな文面送ってきてこの銀行も大丈夫なのだろうかと心配になってきてしまう。まあ大丈夫であることを祈るしかないわけだけど、、、。

2日連続で同じことを書くけれどこのように日本語の使い方も怪しくなっている時代に英語は読む、聞く、話す、書くの四技能の習得、そしてその力を見る入学試験は民間に丸投げなんて本当に大丈夫だろうかと心配になってくる。


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