妻の油絵「椿」(F4号)です。
構図に少し面白さがあり、落ち着いた絵になったようです。
椿の花には、侘びの美しさを代表する一輪挿しのイメージがある反面、木の下一面に赤い落花が散乱する艶やかなイメージも浮かんできます。
オペラ「椿姫」でも知られているように椿は、ヨーロッパでも美しい花の一つとされているようで、高級娼婦を主役とするストーリーから考えると、艶やかなイメージが持たれたようです。
調べてみると、椿は、17世紀、イエズス会の宣教師で、植物学者でもあったカメルによってヨーロッパへ伝えられたとされ、椿の学名「カメリア・ジャポニカ[Camellia japonica]」も彼の名にちなんでいるそうです。
寒かった冬も終わり、やっと花盛りの椿が楽しめる季節になりました。