石垣島の南東部にある「白保海岸」へ行きました。
茶色の道は、国道390号線で、白保集落は、東南に向いた海岸に面しています。
かって明和の大津波で運ばれたと思われる石が海岸にたくさんありました。
石垣島、西表島などの八重山諸島で1771年4月24日に八重山地震が発生したそうです。
地震の被害はあまりなかったそうですが、大津波による被害で白保集落ではほぼ全滅したそうです。
石に近づいてみました。
肩位の高さの石がゴロゴロしています。
写真の向かって右に見えるのは護岸の堤防で、長い海岸線に続いています。
干潮の海岸で、二人のおばあが何か採っています。
近づいて聞いてみました。
「アーサー」という海藻だそうです。
沖に出ると足元は、砂浜ではなく、デコボコの琉球石灰岩で、一面にアーサーが生えています。
おばあの話によるとアーサーは、乾燥して保存するそうで、お汁に入れて食べるとおいしいそうです。
土産物屋で売っていた緑の海藻を思い出しました。
少し陸に近い海岸の様子です。
ゴツゴツした琉球石灰岩の上にサンゴ石が転がっています。
海岸に流木が流れ着いていました。
海岸からの帰り道、護岸のすぐ内側にある雑草の中に珍しい植物の実を見つけました。
このスイカのような柄の緑と、赤の実は「オキナワスズメウリ」だそうです。
「オキナワスズメウリ」は、ウリ科オキナワズズメウリ属の一年生つる性植物で、沖縄では自生しているようです。
ちょっと拡大して「オキナワスズメウリ」を撮ったものです