加東市の滝野地域では毎年5月3日に花まつり鮎まつりというイベントが開催される。
「花まつり」とは釈迦の生誕を祝う祭儀が起源と思われるが、「鮎まつり」はいつごろから
はじまったものなのかよくわからない。
播磨地域には「花はじめ」という習慣がある。クレイジーキャッツのリーダーとは何の関係もない。
「花 はじめ」というのは、昨年の5月3日以降に49日を迎えらた仏様を御供養する行事。
この行事には滝野の光明寺にお参りするというのが定番になっており、近隣はもとより
京阪神からも多くの参拝者があったという。
今では檀家の方々がパラパラとお参りされる程度になっているが、かつては、列をなして山を登る日傘の列が遠くからでも見えたそうだ。
この花はじめに訪れた人たちが、せっかく鮎で名高い滝野にきたのだから、闘龍灘へ寄って行こうということで、闘龍灘も賑わったようで、猿回しなどの見世物も出ていたという。
今では。闘龍灘に上がる花火が大きなイベントになっているが、この祭りの起源は
「花はじめ」にあったと思われる。
ところで、なぜ「花はじめ」は光明寺ということになったのかということについてはよくわからないが、善導大師自画像(この5月3日に限り開帳されている)となんらかの関係があるのでは
ないかと思う。
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