播磨癒しのまち歩き

自然観察しながら散歩(兵庫県・北播磨)
イベント鑑賞や野球観戦も好きでしたがこのご時世全く行けていません。

播州弁男と女

2013-09-06 10:07:42 | うんちく・小ネタ

播州弁男と女

男言葉女言葉

男だけが使う言葉、女だけが使う言葉というのも減ってきているような気がするのですが、播州弁には女性が使うと、かなり、どすがききすぎて、知らない人が聞くと、ちょっとした恐怖を感じてしまうような言葉もあります。
~がい。
「そんなこと、知らんがい」
「なかなか、がんばっとるがい」

語尾につけて、『知らないですよ』『がんばっているようですね』という意味を強調するようなニュアンスがあります。男性はごく普通に使っています。女性は「がいな」と後に「な」をつけると柔らかくなって使えます。または、次のように「やんか」をよく使います。

「そんなこと、知らんやんか」
「なかなか、がんばっとるやんか」

~こ?
「宿題できたんこ?」
「何か、ええことあったんこ?」

語尾につけて、疑問形として使います。『できたのですか』『あったのですか』となります。

「宿題できたか?」
「何か、ええとこあったんか?」
~のー。
「えらい、せんどぶりやのー」(大変ひさしぶりですねえ)
「そんなこと、あったんかいのー?」(そんなことが、ありましたかねえ)

「・・・なあ」と感嘆と疑問の両方を表す場合があります。

「えらい、せんどぶりやねえ」と「ねえ」あるいは「なあ」と言い換えることができます。

なんどいや?(なんぞいや?)
あえて訳せば『何ですか』という意味ですが、聞きなれた人と、初めて聞く人との受け取り方が相当違う言葉でしょう。

「ちょっとあんた」
「なんどいや?」
「そこのお茶碗とって」

と普通の日常会話に、いくらでも出てきます。この場合、単に「えっ何?」と言い換えてもいいぐらいです。しかし、初めて「なんどいや?」と言われたら、(この人怒っているのかな)と思うでしょうね。女性は使いにくい言葉です。
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