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播磨癒しのまち歩き

自然観察しながら散歩(兵庫県・北播磨)
イベント鑑賞や野球観戦も好きでしたがこのご時世全く行けていません。

馬鹿音頭の謎

2013-09-10 11:55:35 | うんちく・小ネタ

お杉にまつわる音頭口説

流布地域と掲載資料(合併により自治体名は変更になっているものも多いと思う)

九州
   宮崎県 宮崎郡佐土原町  佐土原町史
  福岡県 八女市 増補八女地方伝承謡誌
  長崎県 下県郡美津島町 対馬美津島の盆踊
  大分県 日田市 昼行灯
中国
   山口県 下関市 よしみ史誌
  下松市  下松市の民話・伝説と民謡
  大島郡久賀町 久賀の民謡
  大島郡橘町  橘町史
  島根県 隠岐郡  隠岐の民謡
  邇摩郡仁摩町  石見の盆踊り
  八束郡島根町  島根町史
  広島県 広島市  芸備口説き音頭集・上
  佐伯郡湯来町 広島県文化財調査概要(民謡篇)
  鳥取県 日野郡日野町  日本民謡大観(中国篇)
  名和町 鳥取県の民謡 
近畿
   兵庫県 伊丹市  伊丹の民謡とわらべ唄
  三原郡南淡町  おのころ島物語
  加東郡滝野町 つたえぐさ
  大阪府 吹田市  日本民謡大観・近畿篇
  三原郡山田村  〃
  八尾市 中河内郡誌
  京都府 宮津地方  丹後の民謡
  中郡峰山町  郷土民謡選集
  竹野郡網野町 京都の民俗芸能
  滋賀県 高島郡今津町  江若国境の民俗
  和歌山県 有田市 紀州有田民俗誌
  三重県 志摩郡阿児町 阿児町史
四国
   香川県 三豊郡高瀬町  高瀬町史
  愛媛県 上浮穴郡柳谷村 柳谷村誌
北陸
   石川県 加賀市  石川県の民謡
  小松市  〃
  石川郡白峰村  石川県の民謡(北陸放送版)
  鹿島郡田鶴浜町  田鶴浜町史
  能美郡  能美郡民謡集
  富山県 新湊市  富山県の民謡
  氷見市  〃
中部
   愛知県 渥美郡田原町  愛知県の民謡

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これであなたも播州人(播州人は楽天家?)

2013-09-10 11:37:09 | うんちく・小ネタ
べっちょない・だんない・らっきゃで・しゃあない
播州弁だからというのではなく、言葉の意味が、楽天的だからということですね。

A「こんな悪いひより(天気)やのに、傘ももたんと(持たないで)、らっきゃろか(だいじ ょうぶだろうか)」
B「べっちょない、べっちょない(だいじょうぶ、だいじょうぶ)、昼になったら、晴れるてな(はれますよ)」

A「えらい、すんません(大変もうしわけありません)、あつかましいしょってのに(忙しく しておられるのに)無理ゆうて(無理を言って)」
B「だんないで、(かまいませんよ)遠慮せんと、何でもゆうてよ。こんなときは、お互いゆうずうしあわな(助け合いしなければ)しゃあない(仕方ない)やんか」
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播州弁あいうえお(きくけ編)

2013-09-10 11:33:52 | うんちく・小ネタ

きいわる(気分が悪い) 「あの人にあんなこと言われたら、きいわるいわ」 
きっきょ(聞きよう)「おまはんの、きっきょが悪いねやがな」 
きづつない (気まずい)「周が、知らん人ばっかりやから、きづづないわ」 
くべる(火の中にいれて燃やす)「そこの木、切って、くべといて」 
くんなはれ(・・・してください)「どないど、許してくんなはれ」 
げっそり (がっかり) 「給料少のうて、げっそりしたわ」 
げっとろ(順番が一番最後)「かけっこしたら、いっつも、げっとろやった」 
げんなり (がっかり)

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馬鹿音頭の謎

2013-09-10 11:26:20 | インポート

鳴尾の義民

(兵庫節発祥のきっかけになったのではないかといわれる
出来事『西宮市立図書館蔵の資料』より)

天正19年日
日照りがとくにはげしかった。
何ヶ月も雨は降らず、鳴尾村の用水はカラカラ。
どうにか田植えだけはすませたものの、
田んぼの稲は黄色がかって、今にも枯れそう。
連日連夜の雨ごいも効果はない。
農民たちの表情はカンカン照りつける陽光のもと、
日毎に暗くなっていった。

これにひきかえ枝川をへだてた隣の瓦林村は、
用水の便に恵まれていたので、
稲は青々、例年より育ちはよいくらいだ。

はじめのうちは瓦林村をうらやましがっていたが、
日照りが長引くにつれて、鳴尾の農民たちは耐えられなくなった。
水泥棒が重大な犯罪であることは良く知っている。
だが、隣村同士がこんなに不公平とは、
いくら天の仕わざとはいえ、ちょっとほどすぎる。

鳴尾の農民は緊急会議を開き、
瓦林の水を盗むことを決議した。
 共同謀議の成立だ。

ある夜、数十人の農民が、クワやモッコを持ってひそかに出動、
一夜のうちに村境の枝川の底をほり、瓦林村の新川からトイを通し、
鳴尾村の用水の水を引いた。
田んぼにはどっと水が流れ込んだ。
黄ばんでいた稲は、たちまち青くなった。
鳴尾の稲田は生き返った。

水を盗まれた瓦林村は、もちろんおさまるはずがない。
すぐ、ときの奉行所に訴えた。
鳴尾の農民の内、責任者25人が検挙された。
公判廷に出たこの25人の被告団は、起訴状の全文をあっさり認めた。
覚悟の上のことだったのだ。
あたりまえのことながら死刑を言い渡された。

この事情をきいた関白秀吉は、鳴尾の立場にいたく同情し、
「水がほしいか、命がほしいか、どちらでも好きな方を、とくに選ばせてやろう。」
といった。25人は口をそろえ
「私たちの命と引き替えに水をいただきたいと存じます。
そうすれば、子や孫の代まで助かります。」
と言い切った。
秀吉は農民たちのみごとな態度に感動し、25人の首をはね、
その代わりに鳴尾の用水権を認めた。

その後、鳴尾村は、水には困らなくなった。
命と水を引き替えた25人のおかげだ。
村人たちは毎年春になると法要をいとなみ、
25人の義民に感謝の祈りをすようになった。
西宮市甲子園三番町に、義民の碑が建てられた。
同六番町の浄願寺境内にも、
このいわれをきざみこんだ鳴尾義民碑が建てられている。

この25人の霊をなぐさめるために
時の代官佐々氏が主になって、
翌年の盆より毎年盆踊りを行ってきた。
佐々氏の名前は、踊り方の手振りを示す
「佐々(さっさ)踊」にのこされている。
(『兵庫県民俗資料』より)

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馬鹿音頭の謎

2013-09-10 11:14:59 | うんちく・小ネタ

お杉男装のアイテム(足元編)

【京足袋・うんさい(雲斎)】
  京足袋なるものがあるのかどうか?(調査中)
  雲斎織りは、丈夫な綿織物で足袋の底によく使われていたという。
  丈夫な作りで職人の必需品だったと思われる。

【八緒の雪駄・ばらおのせきだ】
 「八緒の雪駄」は八折り雪駄」ではないだろうか。
 「ばらおのせきだ」も「八折り席駄」であろう。
  席駄は雪駄の最も古い言い方。

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