82歳からの旅

私の記録

 ~ 小さな喜び・そして礼儀も作法も知らない困った老人 ~

2014年06月13日 20時58分23秒 | 随筆

                    6月11日金曜日 

 先日腰痛の治療も兼ねて,岩盤浴に行った.長い時間体を温め,体全体

の筋肉をほぐすのです.初めに岩盤浴で30分ばかり体を温めて,汗を出し

ます。其れから小休止して、岩盤浴に入ります。

 こっれを2~3回繰り返して後、露天風呂から宮本武蔵と佐々木小次郎

の決闘した流島を眺めながら30分間ばかり入浴を楽しむのです。

 風呂から出て扇風機のある部屋で,汗を拭きながら洋服を着るの

です。

 其の時に隣で服を着替えていた,初老の老人が遠慮がちに少しさがって

下さいというのです。私は良く訳が分かりませんでした。するとその人は自分

の使っているロッカーで頭を打ちますよ,だから少しさがって下さいという

のです。その老人は私危険を感じての思いやりの心に,感心したのです。

 遂その前に私がかかっていた扇風機を,いとも簡単に自分の向きに変え

るのです。

 そうして今度は自分が洗面所に行くので、そちらに扇風機を向けるのです。

 いい年をした老人が,こんなことを平気でするのです。こんな老人がいる

なんて私の方が,本当に心寂しかったのです。大変恥ずかしいことでした。

  こんな老人のいる世の中です,若い人はせめられません.模範を示すべき

老人がこんな低落では・・・・。

コメント (2)
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