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日記、日々の想い 

素晴らしく晴れた、秋の朝に…

日差しが、部屋に
差し込んできている
眩しい光が、床に溢れ始めた
透き通っている、その輝き
秋の、少し冷え込んだ朝は
冷めていく熱のなかで
いのちの営みは、衰えていて
その果てに待つ
透明への純化
光の根源への回帰
いのちの尽きた世界
いや、いのちの
再び始まる、その前の
濁りのない、光だけの
いや、光もない闇だけの
そんな世界
いのちのない
いのちの汚れのない
そんな、無機質の
冷え冷えとした彼方を
暗示し、予兆している
そうなんだろうか…
窓を、開け放てば
まぶたを打つ冷気が、あって
その先には、光の世界
細めた眼差しで
中空を、仰ぎみると
ただ、光の渦
そして、その照らし出す
大空の底は
果てしなく蒼く
透き通っていて
その果ての果ての
限りない虚無の、その先
捉えようなどとしても
捉えることなど
出来るはずもない…
虚しいだけの眼差しを
俯いていけば
そこには
様々に、生きてきた
生き物の証し
まだ、てらてらと光る
常緑樹の緑もあれば
枯葉と変わった
落葉樹の周りには
朽ち果てた落ち葉が
降り積もり始めている
目を凝らせば
色づいた小さな実りが
少しの彩りに、なっている
光は、更に
満ち満ち始めた
でも、照らし出される
その景色には
いのちじまいの、寂しさがある
時折り、切り裂いていく
鳥の叫び
秋の朝に、奥深く潜む
静寂…

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