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日記、日々の想い 

言葉が、無意味に変わった時…

ふと、おまえは
その言葉の
その綴りの
無意味に気づく
なんでだろう
分からない
意味なんて、望まない
そんな、おまえなのに
なんでか、意味を
探し始めている
その綴りに、だ
言葉のひとつひとつに、だ
でも、おまえには
本当は、そんなことは
普通に、よくある
そんなことだよね
意味なんて、要らないって
思うのは、上部だけで
偶然にでも、現れた
綴り、ひとつずつの言葉
それらが、意味を纏うと
そう、気づいた時には
おまえは、すぐに
縋りついているよね
いつも、そんな感じだ
そして、その意味が
そのおまえの掌から
溢れ落ちてしまった
そんな時には
追い求めてなんて、いないと
表向きは、装いながらも
溢してしまった意味を
いや、残滓でも
無意識のままに
必死で、探し始める
追い求め始める
意味を、要らないとか
開き直っている
そんな、おまえなのに
何とか、また
意味を、見つけて
縋り付けないか、と
ただ、やがて
そのおまえ自身に
また、ふと
おまえが、気づいた時には
あんな風に
おまえの意識で
綴られ続けていた
そんな言葉たちの
ひたすらで、ひたむきな
躍動、いや暴走か
それは、もう…
ただ、どんよりと
ただ、澱んでいる
言葉たちは、既に
繋がり合うことを
まったく、止めてしまった
美しい脈絡、その輝き
それらは、既に
すべて、失われてしまった
散乱した、言葉たち
そして、その言葉たちの
それぞれもが
それぞれの輝きを、失い
薄暗い意識のぬかるみに
すべて、呑み込まれてしまった
…おまえは、もう
考えることなど
いや、うつろな思いを
巡らせることさえ
しようとしない
そうだよな
言葉なんて、ただ
虚しいだけだ
その言葉たちの
ぬかるみの
不気味な蠢きから
生まれてきた、意味
そんなものが、あったとして
きっと、実は
そんなものは
言葉たちの
ただ、果てしない
ぬかるみに
繰り返し浮かんで
ぬかるみ色の
泡沫と、消えるのだ…
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