確かに、凍みる
芯まで、凍みる
そんな時があって
真冬のお出かけには
いつもそんな風で
そう思ってみて
確かに、そうだな
指先、芯まで凍みた
確かに、凍みていた
指先の芯
指先の芯だけ
たったそれだけ
辛いけど
いつもその程度
身体の芯は
まだ、温もり
多分、これ以上なら
そんなだったら
身体の芯まで凍みて
身体の芯は
凍るのかも、知れない
だけど、どうだろう
"おまえ"の芯
いや、芯は無い
"おまえ"は、空っぽ
だから、芯はない
空っぽなおまえには
凍みるだろうか
空っぽなおまえは
凍えるだろうか
空っぽには
当たり前に何にもない
凍みるものなどない
からっ風は、吹いている
真冬だけじゃない
春夏秋、いつも、いつも
からっ風の吹きさらし
おまえのこころ
元々凍り
ただ凍り
そう思っている
凍みている指先
芯まで凍みる…