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日記、日々の想い 

冷血なおまえは…

おまえは
どんな時でも
目の前で、面倒ごとが
起きたとすれば
一瞬のうちに
遥か、後退る
彼方迄、後退る
それは、ただ
臆病と言うことだけど
まったく、熱しない
おまえの血のせいだったり
するのかも知れない
でも、それでも
逃れらない
逃れ切れない
そんなことも
あったりするから
いや、違うな
おまえの、目の前に
絶え間なく、生起する
有象無象のあれこれは
後退るおまえなども
決して、逃すことなく
繰り返し、襲ってきて
とことん、打ちのめすまで
そのことを、やめない
でも、おまえは
倒れたら、倒れたままで
眼差しは、虚ろで
凍りついたままだし
倒れ込んだ身体は
体よく、倒れ込んだままで
立ち上がることなど
決してない…
いや、もっと違うな
荒れ狂う理不尽が
おまえ自身の
こころの核に
直接触れた時だけは
強く反応するんだ
一瞬に、血は沸き立ち
激しい敵意に
昇華している
敵意は、当然
暴力的な、感情に
生まれ変わる
相手を、灼き尽くすほどの
熱し切った、激越な怒り
それは、もちろん
臆病で、小狡い
そんなおまえは
ただ、必死で
抑え込むことしか
しないけど
いや、出来ないけど
時として、それは
迸ることもある
とにかく、それは
怒りだ
そのとてつもない怒りを
仄見せたりもあったけど
いや、その怒りを
そのままに、ぶつけた
そんな時さえ
あったかも知れない
もちろん、そんな時には
一瞬に、人間関係など
吹き飛んだのだ
その取り返しのつかない
そのことの恐怖は
熱を、吐き出し尽くした
おまえのこころに
しみじみと甦って
そのことの果てには
再び、臆病が
おまえの冷めたこころを
覆い尽くす
でも、そんな
情けないだけの臆病だけど
再びおまえを、冷血に
ただ、冷血に引き戻して
社会不適合なおまえ
おまえのいのちは
ここまで、生き延びて
来られたのだろう…



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