見出し画像

日記、日々の想い 

彼女の予知夢…

やっぱりね
予知夢❓
そんなもん、おまえは
信じる筈も、ないし
そんなことを、想像する
思考回路すら、ない
おまえは
なんでも、かんでも
虚無、虚無、虚無だ❗️
でも、あの朝の
出がけのあの時間に
おまえは、確かに
彼女の、あの言葉を
聞いた
義父は、既に
その時点では
救急搬送で
病院へと
運び込まれている
だけど、その時点では
間違いなく、彼女は
なんの情報も
持っていなかった
実家からの電話も
まだ、掛かっていなかった
それどころじゃ
なかったんだろう
確かに、おまえは
一緒に、いたんだから
いちばん、良く知っていた
なんとなく、見た夢が
得体が、知れない
ちょっと、不吉に思えて
ただ、なんとなく
こころを、揉んでいる
それだけだった、彼女
動かせない、事実だ
もう一つ、気持ち悪いのは
義父が、起き抜けに
心筋梗塞を起こして
やがて、意識を失った
その時間が
やはり、早朝で
ちょうど、彼女が
その夢を見ていた
その時間らしかった
夢で、父親と
会っていた
ほぼ、その時間だった
と、言うこと…
おまえは、勉強が
大っ嫌いだけど
実証科学の
浅いけど
結構、熱心な信者だったよね
子どもの頃から
だから、心霊なんて
言われても、何それ❓
ばっかみたいだな👎
それだけ
でも、だから
おどろおどろしい
怪談話とか
すっかり、作り込んだ
心霊話なんて
生意気に
鼻先で、せせら笑うよな
でも、このことは
どう、説明を…
いやいや
そんな馬鹿な、だ
そんなこと
ある訳ないよ
彼女が、ずっと
気には、していた
それも、確かだ
両親の体調を、だ
しかも、要介護状態の
母親以上に
その母親を
ぎりぎりの体調で
介護する、父親を
忙しさに、とりまぎれて
日頃、あんまり
考えられなくても
深層心理には
むしろ、気がかりは
溜まっていた
そして、久しぶりに
その深層心理の
心配が、夢となった
その偶然と
義父が、倒れた偶然が
重なっただけだろう
実証科学の信者の
おまえには
そうとしか、思えない
もちろん、そう
彼女には、伝えた
うっかり、その話になると
彼女の顔色が、ちょっと
悪い気が、する
きっと、気のせいだけど
とは、言っても
この話の、暫く後には
とんでもない、話があった
その話には
さすがのおまえも
どうにも
説明が、つけられなかった
いや、義父の話じゃない
義父は、その手術後
もちろん、一定期間
意識不明だった
翌々日には
おまえも、含めて
改めて、家族全員で
見舞いに、行ったよね
土曜日だったか
集中治療室には
意識の回復しない
義父の姿が、あった
医療機器に、繋がれて
70代後半の義父が
寝込んでいるところなど
自分は、見るのは初めてだ
義父は
持病があると言っても
あの大戦の死地
ビルマ戦線の生き残りで
自分からみれば
鉄人に、思えた
それが、その
ICUでの
義父が、昏睡している様
ショックだった
ただ、義父は
鉄人だった事は
間違いなかった
実は、そこから
すっかり、回復した
翌年には
7歳年下の義母を
見送って
手術が成功しても
余命5年と
医師からは
言われていたのに
なんと、亡くなったのは
17年後
93歳の事だった
遠出も、出来る位に
完全に、回復したし
弱っては、行ったけど
最後の最後迄
寝たきりには
ならなかった
悲惨なビルマ戦線の撤退戦や
戦後の混乱期
自らの結婚と、子どもたち
我々娘夫婦の結婚など
一代記を
ワープロで、書き上げた
大正生まれでも
理系だから
パソコンも、使える人だった
その一代記を、簡単に
自宅で、印刷、製本して
我々親族と、知己に配った
まあ、そんなだから
彼女も、もちろん
覚えてはいたけど
予知夢みたいな
あの夢の話は
すっかり、しなくなった
義父にも、結局
しなかった
でもね…
もう、すっかり
忘れてはいたけど
半年後位後に…
        to be continued
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「怪しい怖い話」カテゴリーもっと見る