空手のスポーツ少年団の
娘さんと一緒に
来ることになった
と、言っても
同じ町の中で
歩いて来るには
ちょっと遠いけど
たいした、距離じゃない
娘さんは
我が家の息子たちより
ずっと、年上だ
高学年か、中学生か
でも、母娘で来ると言うのは
目的が、見え見えだ
きっと、こいぬに
会いたいのだろう
もちろん、しろは
もう、こいぬとは
とっても、言えないけどね
でも、最後まで
売れ残ったこいぬで
おかあさんいぬも
しろくないし
兄妹でも、一匹だけ
まっしろだったみたいで
「あの子、まっしろ
だったわよね❣️」
「もっと、綺麗に
なってるかしら❓」
とか、どうせ
どたま、お花畑な
妄想の果てに
覗きに来るんだろう
母娘、揃って
我が家のおばさん並みに
"おしあわせ”なようだ
ただ、娘さんが
学校、終わってからだから
夕方に、来るらしい
ところが、我が家のおばさんは
当時、学習塾を
週4日も、やっていた
住宅地も、出来たて
この首都圏辺境の町も
人口急増後
子どもが、いっぱい
塾商売も、いっぱい
そんな時代だったからね
それで、来る日が
我が家で、塾をやる日
だから、おばさんは
仕事中だから
お相手で出来ないと
断ったらしいんだけど
いやいや、見せて貰ったら
すぐ、帰るからって
それ、狙ってんじゃないの❓
って、そんな話
だって、「ほらやっぱり
大きいでしょうっ👎」とか
嫌味言われなくて、済むしね
とにかく、当時は
家の中にいたしろも
塾の時間だけは
その間だけ、庭に繋いでいた
だから、確かに
会長さん母娘も
庭から、しろを覗ける
まあ、庭に入らず
道端から、撫で撫で
「お久しぶり❣️」したらしい
それで、おばさん同士
次の空手の稽古日に
直接対決
「どうだった❓」
「随分、おっきく
なっちゃったわねえ…」
「でしょっ❗️」
攻める我が家のおばさん
「そうねえ…そう言えば
あの子、最初から
他の子たちより、アタマひとつ
おっきかったのよね❣️」
ええっ、そんなこと
聞いてないよ💢
to be continued