「買おうとしたマンションが帝銀事件の跡地だったので
気味が悪くなった」
との話がありました。
そりゃ、その辺に神経質な方もいて
心底辛いって事もあるでしょうと思いつつ一方で。
東京大空襲の時にここで人が焼け死んだ、という場所は
東京の至る所にあるだろうと思いました。
帝銀事件とは3年しか違いません。
ここで人が無念の横死をした、という場所が
身震いするほどお辛い方は
かつてここに焼夷弾が落ちましたという物件も
生理的にダメなんだろうか。
事故物件云々の情報は
すべて開示されるべきなら
空襲で焼けた場所だって
そこで死者が出なかったか調査して
買い手に知らせるべきではないんでしょうか。
少なくとも帝銀事件が「事故物件」になるならば。
もう少し前なら関東大震災があり
もっと前なら明暦の大火ってのもあり
(八百屋お七ですね)
東京の都心部って焼死者を出した
「事故物件」だらけだろうにと
考えずにはいられない。
だいたい、観光名所になっている史跡って
ここで人が殺されましたって場所が結構ある。
吉良邸にしても池田屋にしても大阪城にしても。
そういう場所に、別に気味悪がりもせずに
喜んでやってくる人も大勢いるんだよね。
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