快気分析

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巨大地震や大津波 その44

2015-05-16 08:05:37 | 地震 津波
 前々回の記事で、台風や低気圧の通過後に地震が起きやすい事の要因について、当ブログなりのロジックをご紹介しましたが、要因となるものは更にまだ有ると考えていますので、ここで展開したいと思います。
 このようなロジックのまとまりで地震のトリガーとなる要因を体系化するのは、このブログが最初なのかは、今後の調べてみようかとも思います。
 現状、私の簡易な検索ではググれてないです。

 それでは順に述べていきます。
 1.雨が多く降った場合は、ネパールの大地震同様、地下水の量や温度が大きく変化し、地殻の温度勾配が変化するから、と言う点。
 これはかなりの雨量である事、或は、低気圧程度では地殻の浅い部分しかそう言う温度変化の影響を受けない、と言う事が殆どのため、地震誘発のトリガーへの寄与度は小さいケースが多いのではないか? とは思える。
 しかしネパールの大地震についてのこのブログ記事でご紹介したように、雪融け水と言う低温のものが、多量に短時間で地中に浸み込んだ場合は、やはり地震誘発の寄与度は相対的には大きくなると思われる。
 更に大きな河川、宮城沿岸で言えば北上川、阿武隈川、名取川などがあり、そうした所で陸地で集められた大量のほぼ淡水が短期間に海に流れ込む。
 また浅い地盤での歪の増大状況がある場合などは、地表近くのこうした変化も影響する寄与度は大きくなって来るはず。
 銚子沖で地震が頻発するケースが多いのはこれもあるのではないか。
2.雨水(雪も)は淡水なので、比重が軽い。
 その為、他の海域や海中より比重が小さい水と、大きい水の分布がそれまで異なって来るため、バランスを通常に戻そうとして水の移動が起きる。
 それは水平方向で有る場合、垂直方向である場合、それらの合成の斜めでる場合など、とにかく通常とは異なる。
 海底地盤はその影響を受ける。
3.雨や雪がは海水と温度が異なる。
 これも比重が海水と異なる要因になる。
 それ以降は上記に同じ。
4.地表にしても、海水にしても、淡水がそれまでとは異なる量になり、電気伝導度が変化する。
 それまで通常に流れていた地殻の微弱電流の大きさ、方向、分布がが変化し、それにより磁場も変化し、そしてそれまでにない力(量、方向、分布)が働く(フレミングの左手の法則)ので、それまで歪を溜め増し続けていた地殻が、強度限界に達する、所謂「地震のトリガー」に寄与する量は増える。
 鉾田でのカズハゴンドウの大量座礁も、利根川の流込み変化による磁場が変化しやすかった場所柄もあったかもしれない。
5.これは以前にも多少触れましたが、雨水が地層に沿って浸み込んで行き、地殻のまとまりの境界、地層の境界で「滑りやすくなる」。
 ただこれは地下深くまで行くには相当に時間がかかるかも知れないのが、地下水脈が独特なものであったりした場合は、結構な影響度があったりする。
 長期にわたる降雨だと当然に影響度、寄与度は大きくなる。
 他の要因で地殻の温度勾配バランスが従来と異なって来ていると、水が浸み込みやすくなる場所が、やはり従来とは異なるものになり、そこがまた「滑りやすさ」を従来とは異なるものにする。

 以上。
 「です・ます」調と「だ・である」調の混在文章でしたが、なるべく短文にしたかったので悪しからず。


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