仕組みとアプローチ － 台風１４号 降雨でどれだけ変化するのか

　台風１４号ですが、未だ進路の予想は絞り切れず様々な予想の中には千葉県あたりを直撃みたいなものも一部有るようです。
　去年の台風１５号は関東地方の南方沖あたりからほぼ北へまっしぐらに進んで来て千葉県を直撃したのですが、今回の台風１４号はまず九州南方沖に進んでから次第に東にコースを変えて東日本にどれだけ近付くのか、と言うところのようです。
　そして今回は秋雨前線でかなり事前に雨が降り、その降雨エリアを辿るかのような感じで台風が進む可能性も少なくないようです。
　だとすると台風が上陸する前にはかなり降雨が有ってそれで海水表面水温がどれだけ低くなってくれるのか、と言う期待も持てるわけですが、海水表面水温は他の要因でも変化するので定かな事は予想できません。
　仮に海水表面水温がかなり低くなってくれていれば有る程度は台風が弱体化している可能性も期待できるかも知れないわけですが、しかし海水面からの熱供給が考えていたよりかなり多ければ台風の弱体化もあまり期待できないのかも知れず難しい所です。
　現在の海水の表面温度は例えば次の通りです。

引用開始（一部抜粋）

https://www1.kaiho.mlit.go.jp/KANKYO/KAIYO/qboc/temp_color/temp_color.html
　
海洋情報部トップ >海洋速報＆推測図 >表面水温図

引用終了

　画像は直接ご覧ください。
　これで見ると２７℃以下の所が本州南沖にやや広がりつつ有るように見えますが、これが今後どれだけ広がってくれるのでしょうか。
　彼岸を越えたので日照は既に弱くなりつつあり、今後の降雨で果たしてどれだけ海水の表面温度が低くなってくれるのかなど、注目してみたいと思います。