光山鉄道管理局・アーカイブス

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テツドウモケイとクルマ趣味に思うこと2018 その2

2018-10-09 05:30:00 | 思いつくままに・考察
今回の話は全くの私見です。

なので少々未消化の部分もありますがその点はご勘弁をば。



 私がS660に乗っているのは「運転を楽しむため」と言う当たり前すぎるほど当たり前の理由からですが、同じ運転するのでも鉄道模型のそれとは異なり「ダイレクトに自分が操る楽しさを追求し」それとともに「持ち主からの与えた燃料をもらって、代わりにその持ち主を軽々と運んでくれる」という機械と人間との分かりやすいインターフェース性を感じさせるところに魅力を感じました。
 ですから本来なら操作系はできる限りアナログであって欲しい。S660は6速MTとミッドシップという所に最低限のアナログ感は残していますが・・・

 それゆえに「運転することそれ自体」に関してはパワーパックのつまみを回すだけのテツドウモケイよりはるかに楽しいのも事実です(尤も、最近は運転台そっくりのインタフェースのパワーパックもありますが、対象を間接的に操作するという点では同質とは言えます)
 第一鉄道模型にはステアリングも横Gもありませんし、一部ラージスケールを除いて自分が乗って運転することすらできませんw

 余談ですが、同じ軽自動車規格でありながら、現代で許され得るアナログな部分をを市販車としては限界まで切り詰めて見せたケイターハムのスーパー7なんかも運転してみたいと思わせる点で魅力的に見えてきたりするわけです。



 こうした部分は同じ手を使う事でもかなり密室感の高い鉄道模型(特に工作)、同じアウトドアでも対象物(被写体)への偏愛が前面に出てしまいがちになり、時に周囲(環境)との関係性が薄くなる事がある写真撮影と比べても根本的に異質な楽しみであると言えます。
 なによりオープンカーの場合「並走する列車が実にパノラミックに見える、感じられる」という予想外の魅力も見つけましたし。



 一方でモデルの工作で机に向かって集中し続ける行為は、車のそれとは対極にありながら魅力と言う点で決して劣らない事も知っています(うまい下手は別として・・・ですが)クルマの運転を動中静に例えるなら鉄道模型の工作は静中動であるともいえます。


 クルマ趣味で「自分なりの風景の創成」とか「ウェザリングの楽しみ」なんてのは今ひとつ理解してもらいにくいですから、両方の魅力を知っているという事はそれだけで楽しさが倍増するのは間違いありません。

 そして、それぞれが異質であるがゆえに両方を見ていて初めてわかるものがあるという事、これもS660に乗って気づかされたことです。
 オープンタイプのスポーツカーに乗るという事はある意味アウトドア的ではありますし。他の車よりも体感される感覚の情報量、質が異なる分捉えられる事も多い気がします。
 (そりゃあ、車道の真上に掛かるガーダー橋の構造なんてオープンカー以外ではまず見ないですしw)
 殊にレイアウトの製作なんかは車両や鉄道だけ知っていても作り得ない世界なのでそれ以外のジャンルの引き出しがどれだけあるかがかなり影響すると思います。クルマ趣味がその一部として有用に作用するであろう事は十分考えられると思います。

 逆もまた真なりと言う面で言うならカーマニアにない鉄道模型ファンならではの視点が役に立つことだってあると思います。ミニバンなんかの場合、車内のインテリアの配置や機能、積載性を測る上で鉄道車両のそれが参考になる事もあったりしますし、カーマニアには未知のメカニズムだったEVやハイブリッド車の回生ブレーキを生かすための力行、惰行を使い分けた運転要領とかワンペダル操作などは電車の世界から見れば割合昔から知られていた事ですし。

 それゆえに鉄道模型とスポーツカー(あるいはクルマ趣味)と言うのは趣味としては案外両立しやすい物ではないかと最近は思ったりします。
 そもそも趣味として全く同質であったなら、間違いなく「どちらかをやめている筈ですし」


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