竹取翁と万葉集のお勉強

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資料編 墨子 巻一 修身

2020年11月08日 | 墨子 原文と訓じ
資料編 墨子 巻一 修身
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https://drive.google.com/file/d/1g7VKclUJROYU8CPUaduj7LSFWz0AhdbS/view?usp=sharing

《修身》
君子戦雖有陳、而勇為本焉。喪雖有禮、而哀為本焉。士雖有学、而行為本焉。是故置本不安者、無務豊末。近者不親、無務来遠。親戚不附、無務外交。事無終始、無務多業。挙物而闇、無務博聞。
是故先王之治天下也、必察邇来遠、君子察邇而邇脩者也。見不脩行、見毀、而反之身者也、此以怨省而行脩矣。譖慝之言、無入之耳、批扞之聲、無出之口、殺傷人之孩、無存之心、雖有詆訐之民、無所依矣。
故君子力事日彊、願欲日逾、設壮日盛。君子之道也、貧則見廉、富則見義、生則見愛、死則見哀。四行者不可虛假、反之身者也。蔵於心者、無以竭愛。動於身者、無以竭恭。出於口者、無以竭馴。暢之四支、接之肌膚、華髮隳顛、而猶弗舍者、其唯聖人乎。
志不彊者智不達、言不信者行不果。據財不能以分人者、不足與友。守道不篤、偏物不博、辯是非不察者、不足與游。本不固者末必幾、雄而不脩者、其後必惰、原濁者流不清、行不信者名必秏。名不徒生而誉不自長、功成名遂、名誉不可虛假、反之身者也。務言而緩行、雖辯必不聴。多力而伐功、雖労必不圖。慧者心辯而不繁説、多力而不伐功、此以名誉揚天下。言無務為多而務為智、無務為文而務為察。
故彼智無察、在身而情、反其路者也。善無主於心者不留、行莫辯於身者不立。名不可簡而成也、誉不可巧而立也、君子以身戴行者也。思利尋焉、忘名忽焉、可以為士於天下者、未嘗有也。

字典を使用するときに注意すべき文字
舍、息也、於殿中休息也。 やすむ、の意あり、派生してナニナニを止める。
幾、危也。 あやうい、意あり。
伐、功也。伐者爲主。 功を得る。主と為る、の意あり。
文、猶美也、善也 よし、ぜん、の意あり。
多、取數多者,仁也。 じん、の意あり。
戴、値也。 あたいする、であう、の意あり。


《修身》
君子は戦(たたかい)に陳(ちん)有りと雖(いへど)も、而(しかる)に勇を本(もと)と為すなり。喪(も)に禮(れい)有りと雖(いへど)も、而(しかる)に哀(あい)を本と為すなり。士は学有りと雖(いへど)も、而(しかる)に行(こう)を本(もと)と為すなり。是の故に本(もと)を置くこと安(やす)からざるときは、末を豊にするを務(つと)めること無し。近き者の親まざるときは、遠きを来たすを務(つと)めること無し。親戚の附(つ)かざるときは、外交を務めること無し。事の終始(しゅうし)無きときは、多業を務めること無き。物を挙げて而(すで)に闇(くら)きときは、博聞(はくぶん)を務むること無き。
是の故に先王の天下を治むるや、必ず邇(ちか)きを察して遠きを来たし、君子の邇(ちか)きを察して而して邇(ちか)くを脩(おさ)むる者なり。行を脩(おさ)めざるを見、毀(そし)るを見れば、而して之を身に反するものなり、此を以って怨(うらみ)を省(はぶ)き而して行を脩(おさ)める。譖慝(しんとく)の言、之を耳に入るること無し、批扞(ひかん)の聲、之を口に出だすこと無し、人を殺傷する孩(がい)、之を心に存すること無し、詆訐(ていけつ)の民は有りと雖(いへど)も、依る所は無し。
故に君子は力事(りきじ)の日に彊(つと)め、願欲(がんよく)の日に逾(すす)み、設壮(せつそう)の日に盛んなり。君子の道や、貧しきときは則ち廉(れん)を見、富めるときは則ち義(ぎ)を見、生けるときは則ち愛を見、死せるときは則ち哀(あい)を見る。四行(しこう)は虚假(きょか)す可からず、之は身に反するものなり。心に蔵(おさ)むる者、以って愛を竭(つく)すこと無し。身に動く者、以って恭(きょう)を竭(つく)すこと無し。口に出だす者、以って馴(じゅん)を竭(つく)すこと無し。之を四支(しし)に暢(の)べ、之を肌膚に接し、華髮(かはつ)隳顛(だてん)にて、而して猶(なお)舍(きゅうそく)せざる者は、其れ唯(ただ)聖人か。
志の彊(つよ)からざる者の智は達せず、言の信ならざる者の行は果さず。財に據(よ)りて以って人に分つこと能(あた)はざる者、與(とも)に友たるに足らず。道を守ること篤(あつ)からず、物を偏(へん)ずること博(ひろ)からず、是非を辯(べん)ずること察(あきらか)ならざる者、與(とも)に游ぶに足らず。本の固(かた)からざる者は末だ必ず幾(あやふ)し、雄にして而して脩(おさ)まらざる者は、其の後必ず惰(おこた)る、原(みなもと)の濁れるものの流(ながれ)は清からず、行の信ならざる者の名は必ず秏(やぶ)る。名は徒(いたづ)らに生ぜず而して誉(ほまれ)は自ら長せず、功は成り名は遂(と)ぐ、名誉は虚假(きょか)す可からず、之の身に反する者なり。言(ことば)を務(つと)めて而(しかる)に行を緩(ゆる)くすれば、辯(べん)ずと雖(いへど)も必ず聴かれず。多力にして而して功に伐(ほこ)れば、労すと雖(いへど)も必ず圖(はか)られず。慧者は心に辯じて而して繁く説かず、多力にして而して功に伐(ほこ)らず、此を以って名誉は天下に揚がる。言(ことば)は多(じん)を為すことを務(つと)めむも而(しかる)に智るを為すを務むこと無く、文(ぜん)を為すことを務(つと)めむも而(しかる)に察(さつ)するを為すを務むこと無し。
故に彼(か)の智を察するは無く、身に在って而して情(おこた)り、其の路に反するものなり。善、心に主(あるじ)無(な)き者は留まらず、行、身に辯(べん)莫(な)き者は立たず。名は簡(かん)にして而して成す可からず、誉(ほまれ)は巧(こう)にして而して立つ可からず、君子は身を以って行に戴(であ)ふ者なり。利を思ふこと尋焉(じんえん)とし、名を忘るること忽焉(こつえん)として、以って天下に士(し)為(た)る可き者は、未だ嘗(かつ)て有らざるなり。
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1 コメント

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訂正のご案内 (作業員)
2020-11-09 15:37:25
次の文「言無務為多而務為智、無務為文而務為察。」を全面的に見直しました。

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