taketake山旅日記

自閉的傾向を持つ重度知的障害者の長男と私の山歩きの記録

大倉尾根から霧の塔ノ岳を往復する(丹沢)9月16日

2018年09月17日 | 丹沢

 早いもので9月も半ばを過ぎた。多くのサラリーマン同様、3月4月と9月10月は何かと忙しい。10月の連続3連休などというのは夢のような話だ。土曜日の15日は出勤、そして日曜日はtakeとの山歩きだ。このところ日帰りで登り応えのあるコースを歩いていないことから、丹沢塔ノ岳を大倉尾根往復で登ることにした。

 天気予報は一日曇だ。秦野駅から大倉に行くバスは、何時もより空いていた。山道に入る手前の掲示「丹沢登山の心得」~「低山だと思って簡単に考えるべからず」~に次のことが書かれている。大倉291m、塔ノ岳1491m、北アルプスや富士山に匹敵する標高差がある。標高が低いので夏は高温になる。以下省略。先日登った北アルプス栂池の標高は1900mで白馬岳との標高差はほぼ同じ、しかも夏でもそれほど暑くない。となると厳しさ勝負は丹沢に軍配が上がるだろう。

 いつものように前半戦は次々と追い抜かれていく我々だが、takeは昼食場所のベンチまで休まないので、ゆっくりだが着実に高度を稼ぐ。大倉から標高800m上った天神尾根分岐先のベンチで昼食にした。ここから先は残り350mだ。先週から試しに使用している登山地図ソフト「YAMAP」は高度もスマホに表示してくれるので面白い。急な階段が続く花立への登りを越して小屋の前で麦茶儀式をした。そして細いリッジを渡って金冷ノ頭に着くと、頂上へは一登りだった。

 塔ノ岳頂上は天気のせいか、普段より人が少なめだった。ここでtakeは決まり事して、スポドリタイムをした。飲み終わるのを待って、帰りの下山だ。帰りは登山口近くにある観音茶屋まで一気に下り、ここでポカリスエットを買うのが、やはり決まり事となっている。今朝8時頃茶屋の前を通過した時、観音茶屋はまだ店が開いていなかった。takeもそのことを心配しているようで帰りは「カルピス」(注:スポーツドリンクを総称してカルピスと言う)を連呼しつづけた。休業していることも考え、一つ手前の見晴茶屋に入ってみたが、スポドリは置いていなかった。心配しながら下っていくと観音茶屋は開店していた。takeはポカリスエットを買い求めた。茶屋の人とは年に数回といえど十数年以来の客なので、「久しぶりですね」と声をかけてくれた。

 最後の懸案事項も解消し、軽やかな気持ちで最後の道を歩いた。大倉バス停は前の便が出発したばかりなのかバス待ち列も少なかった。トイレを済ませたtakeのスパッツを外し、靴ひもを緩めてのやると、バス待ち列にtakeは座り込み〆の伊右衛門を飲み始めた。途中の道端に曼珠沙華が咲いていたことを思い、暑い暑いと思いながら来週はもう彼岸なのだと時の早さを感じる私だった。

コースタイム

大倉0734-観音茶屋0812-見晴茶屋0842-駒止茶屋0935-堀山の家0957-1100m付近ベンチ1022~47ー花立1117~20ー金冷ノ頭1142-塔ノ岳1202~09ー金冷ノ頭1225-花立1243-1100m付近ベンチ1304-堀山の家1324-駒止茶屋1343-見晴茶屋1410~12-観音茶屋1425~30-大倉1445



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