精神療法家 増井武士のブログ・バリ島日本人自殺予防ヴィラオーナー(レンタル可)

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新型コロナによる不安や恐れ、そして、そのi意味について考えます

2020-05-05 09:13:24 | 日記

新型コロナ・コロナと騒がれ、不安、不安と煽りたてるように騒がれています。
マスコミも、不安に負けずにがんばりましょうとおうむ返しのように伝えています。

私は、この程度の不安は、想定していました。それは、不安になって、当たり前の事態だからです。

その当たり前の不安を当たり前と受け入れて、冷静に行動してほしいと思っています。なぜ、誰も、「このような事態で生じる不安や恐怖感を当たり前と受け入れて、その上で冷静に行動しよう。」と、言わないのが不思議でたまりません。

ヨットの話になりますが、単独で長い間航海する時の不安や恐れは、自然を相手にいつ死ぬか分からないという不安が不安を呼び、「死ぬ」ことへの直接的な不安や恐れです。そして、その不安や恐れは海原において当たり前であり、それを当たり前のこととして航海するのです。
コロナも同じです。充分に気をつけて予防対策を講じていても、いつやって来るか分からないもので、不安になって当たり前の事です。素直にその不安を受け入れましょう。そして、上手に受け流すして、普段の冷静さを取り直す事はそう難しくはありません。不安になって当たり前の事態ですから・・・。

次に、私なりに、コロナのその意味について考えます。

また私は、ある意味コロナのおかげで、当分の間、殺し合う戦争が回避されたとさえ思います。
これほど全世界に平等に襲っくる病気があったでしょうか・・・  コロナにより、世界的にも国力が奪われて、当分の間、戦争が無くなると思います。
コロナのおかげで、日本においても長い間続いた平和が
まだ続くのです。

私はコロナを単なる病源体による出来事だとは、どうしても思えないのです。
これは、余りにも勝手に、利益と貪欲になって、自然を当たり前のように破壊している我々に、神が与えた天罰のように思えてなりません。
自然として一部でしかない我々であることをわきまえたいと思います。
コロナは不幸ばかりを運ぶ悪者扱いができる程、我々人間は偉くはありません。


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2 コメント

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不安について (安倍川餅)
2020-05-09 16:19:03
普段から不安感が少し高い私が、コロナが始まって、不安感が高まっているなと感じていました。この不安感の高まりをどうしたらいいのか?分からないでいました。ブログを読んで、みんなそうなんだと思うことで少しほっとしました。
「受け流す」方法が、よく分かりません。変わらず咲いてくれる花々、このサイトをたまに見る、以前先生が紹介された鹿島祥造さんの「求めない」を読む、好きな音楽や動画サイトを見る等は、少し気持ちが癒されます。何か良い方法があれば教えていただけたら助かります。不安について言及してくださったことが、とてもありがたいことです。ありがとうございます。
Unknown (N)
2020-05-10 16:03:10
冷静に行動をされると・・・きっと困る人がいるんじゃないかといつもの考える癖がでております。
ヨット話を受けて、私も以前一度だけ一人登山をしたことがあります。登山中に怪我をしたら、どうしよう・・・下山は・・・帰りの運転は・・・いやいや発見されるのか・・・などなど心配が浮かびました。その一方で、ある種の開き直りとペース配分や休憩や足の置く場などを冷静に・・・というより慎重な登山になっていました。下山後は身体よりも精神的な疲労がいつも以上にあり、それ以降は二人以上を原則とするようになりました。それと同様に・・・気苦労があっても現状は当たり前だと私も思います。そして、このような時だからこそ神田橋先生の「養生のコツ」をたまたま読んでみたら、以前より理解が進んだような気がしています。
そして、私もコロナの意味を考えていて・・・行き過ぎた予定調和や見込み売り上げなどがより身の丈にフィットすることへの脱錯覚になるかもしれないと空想しています。それは勝手ながらの空想ですが、人は家庭のため、会社のため、国のためと大きなものに依存していたのかもしれませんが、いい意味でよりこじんまりと身の丈レベルに近づく機会なのかもしれません。そういえば、以前出会ったお客さんが「日本はもっともよくできた社会主義的な資本主義の国」という言葉が思い出されます。

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