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趣味の話など

Premium meets Premium 2008 ~その1~

2008-07-22 | 音楽
吉俣良 初ソロコンサートを見に行ってきました!
東京に行くのは実に10ヶ月ぶりでしたが、わざわざと笑ってやって
下さい。
チケットはファンクラブ(とは言っても、メールアドレスを登録する
だけの実にゆるいファンクラブですが)の先行発売でソッコーで入手
していたですが、何とまあ前から5列目と、下から見上げるかたちで
はあるものの、「巨匠」の御姿も間近で見ることができました。

今回のために特別に編成されたオーケストラは、弦一徹ストリングス
を中心に総勢23名という編成です。ストリングス以外の管楽器等の
メンバーも氏のサントラによくクレジットされている方々で、気心の
知れたミュージシャン仲間を召集したといったところでしょうか。

サントラのレコーディングでは、一見オーケストラ風の編成でも弦楽器、
管楽器で別録りすることが多いらしく、氏曰く、「一度にこんな大きな
編成の前で指揮をするのは高校の時(の吹奏楽)以来で楽しみ」と
語っていた通り、本当にリラックスして楽しそうに演奏していました。
(先日のNHKの番組で、傍目で見て分かるくらい緊張していたのが
ウソのようです)

ところで、氏はドラマ劇伴として「Dr.コトー診療所」も手がけている
のですが、その縁か?サプライズゲストとして何と時任三郎が登場
し、そのうえ劇中挿入歌を1曲披露してくれたのには驚き。
何でもこの前後3作ほどのドラマに、全くの偶然で両氏の名前がクレ
ジットされたということで、お互いかなり親しそうな感じでした。

「バッテリー」劇伴のエピソードについてもMCで触れていました。
滝田洋二郎監督が吉俣氏に劇伴をオファーしたきっかけは、業界誌
で見た記事だったというのは、確かサントラCDでも紹介されている話
ですが、何でもその記事での吉俣氏の発言というのが実は、「サントラ
の仕事は、映画の製作過程の中でも後のほうに来るため、予算的な
しわ寄せも来やすい」という批判的なものだったにも関わらず、滝田
監督曰く「そこが気に入った」とのことらしいです。決して音楽の中身
ではなかったというのは興味深い話ですね(笑)
また滝田監督は、吉俣氏が映画の内容を把握する前から、いきなり
未完成のフィルムを持ち込み「ここで音楽を入れたいんだけど、何でも
いいから、ちょっとすぐ弾いてみてくれる?」といったオーダーのやり方
だったらしいです(笑) それでもあれだけの完成度のモノができてしまう
わけですから、やはりプロの仕事です。
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