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三億円事件の40年後 その4: ●-●シルシワ トクベツチュウイ

2009-09-22 | 三億円
09年9月22日new!

三億円事件の数か月前、1968年4月から実に5回にも渡って行われた
多磨農協への脅迫も、三億円と同一犯の仕業ではないかとされています。

当時の多磨農協の建物は、JAマインズと名を変え現在も残っています。



多磨農協の向かい側の建物。
2回目の脅迫状は、当時写真右端辺りにあった電話ボックスに置かれ、
犯人からの電話を受けた近くの府中市役所東部出張所の人間によって
多磨農協に持ち込まれています。



一連の農協脅迫事件の番外編として、怪文書事件も挙げられます。
これは多磨霊園近くの住宅2軒に、時限爆弾による放火を予告する怪文
書が置かれ、実際に近所の火葬場の小屋が全焼したという事件で、同一
犯の仕業と見られています。

怪文書が投函された歯科医宅。



偶然か同一犯か、1968年7月の5回目の農協脅迫とほぼ同時に、多磨
駐在所に爆破予告電話がかかり、ターゲットとなった地域を警察が巡回
したものの、空振りに終わっています。

多磨霊園の一角にある多磨駐在所。(上記の歯科医宅とも近所です)



以上の一連の脅迫が、三億円事件の数日前の日本信託銀行支店長宛
への脅迫状、それに続いて発煙筒を爆発物に見せかけ現金輸送車を奪う
という、前代未聞の手口への巧妙な伏線となるわけです。

<完>
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