某牛丼屋の常務が大学の社会人向けセミナーで「田舎から出てきた右も左もわからないような若い女の子にシャブ漬けにするような企画」という令和にはびっくりするほどそぐわない比喩を用いた件について。どうやら若い女性向けのマーケティングについて話していたみたいですが、言葉の使い方ですよ。
まあ平成、昭和でもその使い方はどうかと思いますけどね。あまりにもヒドい比喩だったのでその常務は解任をされてしまいました。解任理由は「人権・ジェンダー問題の観点から到底許容することの出来ない職務上著しく不適切な言動があったため」らしいのですが、もうひとつの観点を忘れていませんかね？
今どき牛丼屋がないような田舎なんてあるものなのでしょうか？
ちょっと調べてみましたが４７都道府県、全てに牛丼屋はあります。どうやらその元常務の考える田舎とは過疎化の進んだ寒村のようなものだったのでしょう。なんていうのかその……昭和で止まってるんですよね。感性が。
可哀想なのは某牛丼屋。今回の炎上騒動で１０年かけて開発した新商品の発表会を中止せざるを得なくなりましたとさ。
『ゴールデンカムイ』の実写映画化が発表された件について。おお……もうすぐ最終回を迎える所で実写化が来たか。ん？ なんかデジャヴを覚えるぞ。
あっ！ 『へうげもの』だ。へうげものが最終回を迎えるあたりで実写化が発表されたのです。が、４年以上経ってもまったく音沙汰がありません。立ち消えになってしまったのかな。
それにしてもゴールデンカムイの実写映画化ですか。え、どこまでやるの？ ２時間程度で絞るなら頑張って二瓶鉄造の当たりまでだと思うのですがね。おそらく人気次第で三部作くらいになると踏んでいます。いろいろと割愛して杉元が尾形に狙撃されて復活したあたり、アニメのシーズン３あたりまでじゃないかな、と。さらに人気が出ればラストまでやるかもしれませんが。
キャストも気になりますね。不死身の杉元は誰だろう？ 鶴見中尉は真田広之が似てるなあと思っていたりします。ゲンジロちゃんは鈴木亮平以外ちょっと考えつかないけど。ムキムキに鍛えて参加して欲しい。
まあこういうのって発表から半年くらい続報にかかるだろうし、ゆっくりと待つことにします。
『鎌倉殿の13人』、コメディとシリアスがジェットコースターのように押し寄せる面白いドラマですが昨日の回はとりわけすごかったです。
源氏同士の争いに巻き込まれるのを嫌がった御家人たちは源頼朝を鎌倉から追い出す反乱を企てます。ドラマの主人公であり頼朝の側近・北条義時は御家人たちの動向を探るために頼朝に心酔している有力者の御家人・上総広常をスパイとして反乱軍に送り込みました。作戦は功を奏し御家人たちの反乱は失敗、頼朝と御家人たちは和解をして全ては丸く収まったのです。
しかし頼朝は見せしめのために御家人たちの目の前で上総広常を処刑してしまいます。全ては最初から広常を亡き者にするための頼朝の作戦だったのです。血まみれになりながらも最期まで頼朝にすがろうとする広常、冷酷な目で息絶える広常を見つめる頼朝。そして非情な頼朝を恐れて何も言えない御家人たち。今まで打倒平家のお神輿としてしか扱われていなかった頼朝が「独裁者」となった瞬間です。
その頃、義時に子供が生まれます。その子供の泣き声が「ぶえい、ぶえい」に聴こえて義時は複雑な表情をするのです。「ぶえい」は広常が頼朝を呼ぶときの口癖「武衛」と同じだったからでした。
広常役の佐藤浩市の演技が素晴らしいのですよ。今際のきわに義時の顔をみて、薄く微笑んでこと切れるシーンは涙無しには観られません。あんまりこういう事は言いたくないけど、まさに神回でしたね。これからもこんな神回が続くと思うと、心がざわめきます。嗚呼、次回が楽しみです。
昨夜はテレビで『ドラゴンボール超 ブロリー』が放送されており、それを観ていたのですがCMで０秒チキンラーメンなるものが発売されていることを知りました。
チキンラーメンをかじったことくらいあるよ、と思ってたのですがそのまま食べる専用ということで塩分が控えめになっているそうな。たしかに普通のチキンラーメンは塩分が強い。まあ、お湯でふやかすのだから当たり前といえば当たり前。よし、一度食べてみるか。
というわけで先程コンビニで買ってきてかじってみたのですが、たしかに塩分が薄めのチキンラーメンでした。最初の数口はイケるのですが、食べていくうちに段々と飽きてくるのが難点ですかね。CMだと若い女性がボリボリ食べていたからアラフォーのおっさんが食べるものではないのでしょう。
ためしにお湯かけて食べてみたらやっぱり薄味。まあそんなものですよね。
真夜中、腹が減る。
しかし真夜中に何か食べると太るし健康にも良くない。
炭酸水を浴びるように飲んで寝るか……と諦めようとした矢先のこと。
テーブルの上に紅生姜の小袋を発見した。
……いやいや、いくら腹が減ったとはいえ紅生姜なんて、薬味だぞ薬味。
だが背に腹は代えられぬ。
紅生姜のみを食べるなんて３８年の人生で初めてのこと、緊張する。
震える手で小袋をハサミで破り、割り箸でそっと１片をつまみ口に入れる。
すっぱからい！！ うむ、紅生姜だ。
こんなにすっぱからいもの飯も無しに食えるものか……と思うもまた一口。もう一口。あら一口。
気がつけば小袋が空になってしまっていた。
うーむ、紅生姜にはおそるべき魔力がある！
