打倒!破廉恥学園(改)

ブログのお引っ越しです。旋風寺武流PLが意味もなくただ、だらだらと書き散らかすブログです。

大河ドラマ「花燃ゆ」第弐拾話感想

2015-05-19 02:03:29 | 徒然
結論だけ言えば「なんとなく大河っぽくなってきたな」という印象です。さすがに歴史の教科書に載っている「イギリス公使館焼き討ち事件」が出てくれば、幕末好きは身を乗り出しますよ。視聴率が奮わなかったらしいですが、それはね、あきらかに前回が悪すぎたからです。女たちが糸繰りするだけの話のどこが大河ですか。

井上聞多が出てきましたね。劇団ひとり演じる伊藤利助とのスピンオフドラマはちょっと観てみたいな、と思いました。二人の掛け合いが面白そうだったからです。

……という感想を先に出しておいてですね。なぜ『花燃ゆ』の視聴率が良くないかの続きを語りたいと思います。なんといってもですね、登場人物のキャラクターが薄いんですよ。特に松下村塾塾生ども!!

例えばですよ。今回イギリス公使館に押し入ったメンバーを思い返してください。久坂、高杉、伊藤、井上、松島。他誰がいたっけ?って感じでしょ。主要メンバー以外の塾生たちが、みんなモブなんですよね。ただ居るだけになってる。吉田稔麿なんて妹の方が出番が多いじゃあねーか。同じ大河ドラマの『新選組!』は組長格以外の隊士(尾関、尾形、浅野、芹沢一派など)もしっかりとキャラクターを強くしていましたよ。

塾生たちの中で一番キャラが立っているなあと思うのが伊藤と、なんとなく面白そうな匂いのする井上です。久坂も高杉は無理やり喧嘩している感じがしてねえ。

久坂といえば、久坂は京で浮気をして子どもを作ったりしています。ドラマでは文に対して「あんなブス好きじゃねーし」的なツンデレ発言をしていましたが、史実では本気で嫌がっていた気がします。別に文さんの顔がどーのこーのではなく、久坂の好みじゃないけど師匠の勧めじゃ断れないし……的な話だったんでしょうね。まあ、久坂もまだ二十代前半だし、若いからな。青春ドラマに例えれば、地元に残してきた彼女がいるけど、都の垢抜けた女に心奪われて浮気しちゃったような感覚になりますかね。この大河ドラマではそんな雰囲気になりそう。

それと、登場人物の居場所がコロコロ変わっていますよね。毛利敬親が長州にいたと思えばいきなり別の場所にいたりとか。その経緯をしっかりと説明しろよって話。あと長井の失脚が簡単すぎるぜ、あんなに簡単に失脚するなら亀太郎が死ぬ必要なかったんじゃん……って思っちゃうね。

ところで山縣有朋がまだ登場していないけど、いつ頃出てくるんでしょうかね。もしかして佐久間象山のように「この時代でこの人物がメインのドラマなのに、なんで割愛したの!?」ってなるんじゃないでしょーな? まさかとは思うけど通称「狂介」の「狂」の字がどーのこーので有朋と名乗るまで登場できないとか……。いやいや、そんなそんな。だってドラマで何度も「狂うんじゃ!」って叫んでますからね。杞憂、杞憂だよ。

あと小田村さまが桂小五郎の仕事を奪っているので、桂の出番がない!!
コメント
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