カオスの世紀

カオスとは「混沌」、そしてこの21世紀に生きる自分の混沌とした日常を気ままに書き綴っていきます。

ア・キ・ラ・メ・ナ・イ!!!

2006-07-27 | プロ野球
このマリーンズ3連戦。申し訳ないが、その気迫においてホークスとマリーンズとの間には大きな開きがあった。
今日の試合。1点ビハインドで迎えた9回のウラ。先頭の柴原選手は、7回の表のフランコ選手の長打を見事な返球で2塁で刺した。この最後の打席では、確かにライトフライに倒れたが、もう少しで抜けるヒット性の当たり。既にここから反撃の狼煙は上げられていたのかもしれない。
次の4番松中選手。その目は恐ろしいまでに気迫に溢れていた。前の打席。その気迫に押され(と思うが)、好投のマリーンズの小野晋吾投手が四球にすると、2アウトからの好調、田上選手のヒットで一気にホームを突いた!負傷を押してのそのホームへの走塁は気迫に満ちていた。結果は好返球によりアウトになったが、これが逆転の狼煙に繋がったのではないか。
その松中選手がライトへの見事なヒットを打つと、次はあのパナマのサムライ!ズレータ選手
僕の大好きなホークスのサムライだ。
彼はこれまで28セーブで防御率0点台の小林雅英投手の1球目を何の迷いもなく振り抜いた。そしてそのボールは当たった瞬間に彼自身が両手を手を挙げたように見事なホームランだった。ドームは連夜のサヨナラ劇に歓喜に沸いた。

今、ホークスには王監督が居ない。
そして、選手の誰もが監督の為に勝ちたい!という意識を持っている。そこまで選手をかき立てるほどの人望が王監督にはあるのだと思う。
昨日の松中選手の気迫のサヨナラ犠牲フライ。
そして、今日のズレータ選手の見事な逆転サヨナラホームラン。

気迫だけではプロの世界では勝てない事は百も承知だ。
しかし、時にその気迫が勝負を左右する事を我々観客も思い知らされる事がある。
まさに今日の試合はそんな試合だったろう。

ヒーローインタビューでズレータ選手は言った。
サムライ、アキラメナイ!
その思いがきっと今シーズンの最後に王者としてホークスの選手が立っている事だと思う。王監督と共に・・・


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