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フェイジョア

2014-11-23 01:12:33 | グルメ

ちょっとマイナーなフルーツ紹介。

南米原産フトモモ科の小型の果実、フェイジョア

 


 
以前から名前は知っていたものの、見たこともなければ食べたこともなかった。

先日、ムベが売られていた物産店で見つけて即購入した。

ピンポン玉をやや楕円にしたような形で、大きさは鶏卵のSサイズくらいか。

パッと見ため、サルナシに似ている。

 

すべすべして光沢のある皮は固い。

身もやや固くて張りがある。

食べ方なんかよく判らないが、生食できるとのことで、

キウイフルーツのように、ハーフカットしてスプーンですくって食べることにした。

 

フェイジョアを切ったところ。

 

ナイフで真っ二つにカットしてみる。

パイナップルというかパパイヤというか、

トロピカルフルーツ特有の、甘酸っぱい香りが漂ってくる。

キウイフルーツよりもずっと小さいので、スプーンでひとすくい。

スプーンを挿し込んで、ぐるっと回せば、きれいに果肉がくり抜くことができる。

ちょうどひとくちサイズで、実に食べやすい。

 

果肉はきれいにくり抜ける。

 

食感はとてもいい。

ほどよいみずみずしさと果肉の柔らかさ。

種がほとんど感じられない。

味は甘味も酸味も控えめであっさりとしていて食べやすい。

ドラゴンフルーツ並にあっさりしている。

 

あっさり味で小さいので、いくらでも食べられる。

キウイフルーツのようなエグみがなく、

たくさん食べても口内がイガイガしてくることもない。

なのでノンストップで食べらる。

アッという間に、ひと袋完食。

 

食べ終わった皮。

 

このフェイジョア、実は80年代にキウイフルーツに次いで日本にやってきた。

だが、最初に持ち込まれた品種が実付が悪く、あまりいい苗木ではなかったようで、

さらにキウイフルーツほど美味しくもないということで、育てる生産者が居らず、

一般化することはなく、ほとんど普及しなかったという。

 

比較的 近年になって、果汁苗の栽培が人気になり、

珍しい果汁苗として、じわじわと普及している。

ただ、やはり本格的な生産者・生産地は少なく、ほとんど市場に出回らない。

海外では割と一般的な果物で、生食のほか、果実酒やジャムとして利用されている。

 

今回、生食で全部食べてしまったが、

今度は是非、料理にも使ってみたい。

この淡白な味はサラダなんかにも使えそうだ。

マヨネーズやドレッシングにも合うかもしれない。

 

通販のカタログに載っていたフェイジョアの苗木。

欲しいけど植えるところがないな・・・。

 

フェイジョアの苗木は園芸店やホームセンターなどで比較的安価で販売されている。

南米原産だが、耐寒性もあるので日本でも育てることができる。

夏には、これまたトロピカルなデイゴのような真っ赤な花を咲かせてくれる。

庭が広ければ、2・3本植えたい。


 
日本で生食できるのは、11月~12月の間。

大きなスーパーやフルーツ店で見つけることができるかもしれない。

そんな「おいしい!」って果物ではないけれど、

クセがなくて食べやすい、もっと普及してもいいと思える果物だ。

比較的安価で販売されていると思うので、見つけたら買って食べてみて欲しい。

 






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