よろず戯言

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偉大なる、しゅららぼん

2014-03-29 00:30:15 | 映画

先日の休みに映画を観てきた。

岡田将生濱田岳 主演のコメディ、偉大なる、しゅららぼんだ。

 

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日本最大の湖、琵琶湖。

その周辺には、古くから特別な力を宿す一族が住んでいた。

日出(ひので)家と棗(なつめ)家。

二つの一族は、琵琶湖から宿す不思議なパワーを用いて、

古くからライバルとして抗争を続けてきた―。

 

一族の血を引く日出涼介(岡田将生)は15歳になり、

その掟に従い、琵琶湖近くの本家の元へ赴き、

その不思議な力の修行をすることになった。

だが、本家のことも自身が宿す不思議な力のことも、詳しいことは何も知らない涼介。

涼介を待っていたのは船頭の源治郎(笹野高史)。

小舟に乗って着いた先は、お城!?

 

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日出本家は現在 城に住む唯一の一族。

江戸時代から存在する石走城で、涼介を待っていたのは、

日出家当主、淡九郎(佐野史郎)と、

はとこにあたる、同じ歳の本家の跡取り、淡十郎(濱田岳)。

淡十郎は日出家 歴代最強の力を持つとされ、

その居振る舞いは現在の殿様!

知らないうちに、その殿様のお供にされてしまう涼介。

 

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当の涼介は日出家の人々と城の生活に戸惑いながらも、

高校生としての新生活に期待を寄せていた。

フツーの楽しい高校生活を夢見ていた涼介だったが、

手渡されたのは、淡十郎とお揃いの真っ赤な制服と学生鞄。

しかも入学式当日、いざ学校に着いてみたら周りは黒のフツーの制服!

周りから好機の目で見られる涼介と淡十郎。

しかし、たじろぐことなく威風堂々としている淡十郎。

視線の痛さが耐えられない涼介。

 

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そんな二人のクラスに、男前の優男が一緒だった。

中分けサラサラヘアーにクールな出で立ち、やたら目力の強い男。

彼こそが、日出家と1,300年の長きに渡り争い続けてきた、

棗家の跡取り、棗広海(ひろみ:渡辺大)だった。

因縁の両家の跡取り同士が同じクラスになったことで、

淡十郎と広海の小競り合いが始まる。

しかも淡十郎が恋心を抱いていた、クラスメートの速水沙月(大野いと)が、

広海に惚れてしまったものだから、淡十郎の広海に対する憎しみは倍増!

二人の争いが始まるたび、巻き込まれてしまう涼介。

 

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フツーの高校生活が叶わなかったものの、

部活動を始めたりと、それなりに楽しんでいた涼介。

そして高校生活とは別に、本格的に力の修行も始まる。

琵琶湖に浮かぶ竹生島(ちくぶしま)で力の根元となる御神水を飲み、

日出家の力の師範・濤子(とうこ:貫地谷しほり)の指導で、

徐々に不思議な力を使えるようになる。

 

そんなある日、日出家と棗家、両家を琵琶湖から追放せんと、

やはり不思議なパワーを持つ強大な第三者の影が迫っていた―。

 

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予告編が面白そうで、期待して観たがイマイチだった・・・。

なんだろう、もう上映終了している劇場も多く、もしかして大コケ?

自分もこの日、スクリーンでたったひとり、貸し切り状態で鑑賞した。

物語の設定とかは面白かったんだけど、なんかいまひとつだった。

 

原作者は万城目学 氏。

ファンから“マキメワールド”と呼ばれる、

独特の世界観を持つ大人気の若手作家らしいが、自分は全然知らなかった。

過去の代表作で、“鴨川ホルモー”,“プリンセス・トヨトミ”とあり、

それで、「ああ、なるほど!」とピンときた。

確かに独特な世界観だわ。

 

殿様気取りの濱田岳演じる淡十郎が滑稽で面白かったが、

それ以上に面白かったのが、おどおどして周りに振り回され続ける岡田将生の涼介。

人気の俳優さんだが、自分は見たのたぶんこれが初めてだと思う。

あとは渡辺大、およそこの世界観に似つかわしくないような、

クールな二枚目役を演じていて、それがまた逆に滑稽に映るから不思議。

 

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あとは貫地谷しほり。

スゥイングガールズで、初々しくも貫禄ある演技を見せてくれた彼女が、

さらに貫禄増して、涛子という面白いキャラを演じていた。

 

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そしてなんといっても、深キョン!!

前半はチラッとしか登場せず、ストーリーに本格的に絡んでくるのは後半から。

濱田岳演じる淡十郎の姉・清子役で登場。

実は最強の力を持っており、その強すぎる力が災いして外界へ出ることなく、

10年間も城に閉じこもっているという設定。

弟が殿様気取りなら、姉は女王様!

深キョンの超ドSなキャラと、真っ赤なジャージ姿と、

ピンクと赤の袴姿で白馬にまたがる御姿。

ファンならば、そのお姿を拝むだけでも観る価値アリだ。

 

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まあここ最近、邦画,洋画に関わらず、

話題作が次々と公開になったので、埋もれてしまった感が否めない。

自分はイマイチだと思ったけれど、若いひとならばもっと楽しめるかもしれない。

中高生くらいにお奨め。

岡田将生ファンもそのくらいの女子じゃないかな?

あと深キョンファンは絶対に観るべし。

 

あ、そうそう、スタッフロールの後にも続きがあるから、

席を立たずに最後まで観よう!

“しゅららぼん”の秘密が判るぞ!!

つまり、にぎりっ屁とにぎりゲップってことですね。

 

 

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劇場で購入した特製ボールペン。

マスコットに竹生島神社の鳥居と、厄除皿付き。

劇中で涼介が書いた願い事が再現。

 

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前売特典でもらった、お守り兼スマフォクリーナー。

竹生島神社で祈祷した品だとか。

スマフォ持ってねえ!

 

 



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