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あんころ餅

2015-06-11 21:06:29 | 桃鉄グルメ

桃鉄の物件紹介、今回は金沢の“あんころ餅屋

 

石川県のほぼ中央に位置する金沢。

北陸地方が目的地のときや、

近畿から東北,北海道へと目的地変更になった際、この辺りは激戦区になる。

 

あんころ餅屋は1,000万円の食品物件。

収益率が高いので、序盤で押さえておきたい。

 

猛将・前田利家を藩祖とする、加賀百万石の城下町、金沢。

石川県の県庁所在地であり、北陸三県の中心的な都市でもある。

そんな金沢で、古くから親しまれてきたのが、

まん丸の小さな餅を上品なこしあんで包んだ素朴なお菓子、あんころ餅だ。

 

 

いつも生協で買うやつ。

20個入っているが、小さいので、この程度だとぺろりと食べられる。

 

パッケージングの際につぶれて変形してしまっているけれど、

製造直後の本来の形はまん丸らしい。

 

串に刺さった団子と同じか、ちょっと大きい程度、ひとくちサイズの小さなあんこ餅。

昔、茶屋で提供する際、ひとくちで食べやすい大きさにしたためだと言われている。

中身はもち米を使った本当のお餅で、白玉やごはんではない。

餡はおはぎやぼたもちと違い、きめ細かい上品なこし餡。

 

名前の由来は諸説あり、いちばん言われているのが、

餅が餡の衣を着ているから、“餡衣餅”と呼ばれ出したという説。

ただ信憑性が高いのは、餅を転がしながら餡を付けたため、“餡転餅”と呼ばれ出したという説。

まあいずれにせよ、“あんころもち”という語感の良さったらない。

どういうものなのか判らなくとも、なんともおいしそうな響きだ。

 

中身はもち米で作られた本物のお餅。

固くなりやすいので、冷蔵庫での長期保存は注意が必要。

 

なお、あんころ餅は全国至るところにあり、

とくに金沢が老舗があって有名なのだが、京都をはじめ他府県にも存在し、

三重の赤福や、新潟の川渡餅など、呼ばれ方が異なるが、

ほぼあんころ餅と同一のものもあり、広く普及しているお菓子でもある。

 

セブンイレブンで販売されていたあんころ餅。

これがけっこう美味い!

 

あんころ餅で思い浮かぶのが、小さい頃に観た、まんが日本昔ばなし

「あんころ餅、食いてぇ!」

小さな孤児の男の子がそう叫んで、空に向かってふんどしを投げると、

亡き母があんころ餅をこさえて、ふんどしに包んで天から落としてくれるというエピソード。

殿様が出てきて、その子が作ってもらったあんころ餅を食べて、

その美味しさに満悦し、たくさんの褒美を与えたというハッピーエンドだった。

 

よく「あんころ餅食いてえ!」という台詞をモノマネしているタレントを観かけるが、

みんな常田富士夫さんの声でモノマネしている。

だけどこの台詞は、市原悦子さんでやるのが正解だと思うんだ。

 

これだけ明確に内容を覚えているのは、

やっぱりストーリーにインパクトがあったからだろう。

あんころ餅というのも、当時子どもながらに、

美味しそうな饅頭だな~、食べてみたいな~と思った。

で、調べてみたら、長野県に伝わる昔話で、“あんころもちこぞう”というタイトルらしい。

 

記事書いていたら、また食べたくなってきた。

あんこにも依存症みたいなのがあるのかね?

疲れたとき、甘いものが食べたくなるが、

ふつうチョコレートとかでそれをまかなうのだろうが、

自分はだんぜん、あんこだな~。

そして、小粒で食べやすい あんころ餅がそれに最適だ。

 

 



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