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きびだんご

2015-09-27 21:44:04 | 桃鉄グルメ

桃鉄の物件紹介、今回は岡山の"きびだんご屋"。

奇しくも今日は中秋の名月

夜空には色鮮やかな美しい満月が見える。

お月見用の団子ではないが、この日に意図せず団子の記事が掲載できたのが嬉しい。

 

桃鉄では西日本のほぼ中央に位置する岡山。

近畿と四国・山陽・山陰の境にあたる主要場所となる。

そのため、道をふさいで妨害する、"うんち”を置かれることも多い駅でもある。

"桃太郎"を冠しているゲームなため、全シリーズ通して重要な駅となる。

  

きびだんご屋は1,000万円のスタンダードな食品物件。

なぜか桃鉄2010では収益率が25%とガクッと下げられてしまった。

桃太郎びいきを抑えたのか?

岡山にある、どのシリーズにおいても最高額物件の、

桃太郎ランドを購入するのはプレイヤーにとって最高のステータスとなる。

 

岡山県岡山市、岡山県の県庁所在地で、数年前に新たに政令指定都市になった。

古くから瀬戸内の陸海交通の要の街として、岡山藩の城下町として発展し、

岡山城や、日本三名園のひとつ後楽園など歴史名所も多い。

そしてなによりも、日本を代表する昔話、桃太郎の舞台とされている。

市内のメインストリートは、"桃太郎大通"と名付けられ、

駅前には桃太郎の像、桃太郎伝説に縁のある吉備津神社などがある。

 

堂々と"元祖"って書かれているので、たぶん大丈夫。

パッケージはおばあさんの巾着を模したような、風呂敷包みのような紙パッケージだ。

 

そんな桃太郎の街、岡山市で有名なみやげと言えば、もちろん、"きびだんご"だ。

キビ(黍:米,麦,粟,豆とともに五穀のひとつに数えられる穀物)の粉で作られた小さな団子。

ただ、これはきびだんごが生み出された江戸後期のレシピであり、

現在は、ほとんどもち粉や求肥が原料で、キビの割合は少なく、

製造メーカーによってはまったく使用していないものもある。

ちなみに、九州だと"きび”は、トウモロコシのことを指す。

長崎のジイちゃんや、福岡市内の年配の人らは、"とうきび"って呼んでたな。

さとう"きび"なのもそのためだと思われる。

 

 

中袋に小粒のきびだんごが個包装で詰められていた。

 

元々原料に由来した名前であったが、明治期に"吉備団子”と称されはじめ、

みやげものとして、じわじわと全国に広まる、

岡山の古い国名、吉備国ときびをかけたものであろうが、その方がしっくりきたようだ。

戦争出征のため、お隣の広島は宇品港から全国から徴兵されたひとが集まり、

また見送りに来た人々によって、そこで販売されていたきびだんごは、さらに全国区になる。

同じ頃、中国から苗木を取り寄せて、果物の桃の栽培も盛んになり、

桃太郎にちなんだ名産が、岡山でもうひとつ誕生することになる。

 

そんな岡山県名物きびだんご、ずいぶん前に一度食べたことがあった。

20前後くらいの若い頃だったと思うが、広島駅の売店で購入したんだったかな?

そのときの印象は、すごく甘くてあまり美味しいとは思えなかった。

どちらかというと甘党の自分が、甘過ぎだと思えたくらい。

そして、この歳になって再び、このきびだんごを購入して食べてみた。

 

あまい香り漂う小さなひとくちサイズのきびだんご。

 

パッケージには味のあるキャラクターが、たくさん描かれていた。

桃太郎はもちろん、お供のイヌ,サル,キジに、鬼,おじいさんとおばあさん。

見るからに子どもウケしそうなお菓子だ。

個包装から中の団子を出すと、ふわっと甘ったるい香りがただよう。

むにむにと柔らかい、一口サイズの団子。

食べて見ると、うん、やっぱ甘いわ。

餡が入っているとかではなく、団子そのものに砂糖がたっぷり含まれているようで、まるごと甘い。

このくらい糖分を摂取しなきゃ、鬼退治はできないだろう。

 

シーズン用の限定パッケージ。

右は、こどもの日用、左は桃の節句用。

桃の節句用は、同じく岡山名産の白桃味だ。

 

桃の節句用は個包装ではなく、よく見る間仕切りタイプ。

食感はまったく同じだったが、ほんのり桃の香りがする。

 

やっぱり ちょっと大人には、甘いかな。

おはぎや、ようかんのような、餡甘さはいくら甘くてもいいのだが、

餅自体が甘いのは、自分はちょっと苦手なんだよな。

嫌いではないが、そんな量を食べられない。

まあ、甘いんだから、そんな量食べる必要ないし、

むしろ食べるべきではないのだろうが。

形状は異なるが食感とか味は、熊本の郷土菓子、朝鮮飴にも似てるな。

あっちも檄甘だ。

 

子どもの日用は、中身は通常のきびだんごと同一だった。

 

あとは広島県の老舗メーカーの製造するお菓子、乳団子。

これまた檄甘で、姿かたちもきびだんごに酷似している。

隣の広島なので、こちらは完全にきびだんごを元に作っていると思われる。

「♪チチ乳だんだーん、乳団子、生まれてもうすぐ100年!」ってCMをラジオで何年も流していて、

このCM聴くたびに、「いつになったら100年になるんだよ!」って突っ込んでいた。

きびだんごに うりふたつなので、つい最近まで岡山のお菓子だと思い込んでいた。

だんごさん、嘘を言ってた、すまぬ・・・。

岡山に居たとき探さなかったかな?

 

 

パッケージに描かれた、いろんなキャラクター。

なぜか、コアラや豚など、桃太郎に関係のないものも。

 

 

ただコイツが判らない・・・。

コイツはなに?

ロボット?

 

そんな、甘い甘いやわらかいお団子、岡山のきびだんご。

あの桃太郎がお腰に付けたきびだんご。

イヌサルキジを手懐けたきびだんご。

鬼を退治する原動力となったきびだんご。

ひとつあなたもいかがです?

子どもウケするのは間違いないので、岡山に来た際にはぜひ。

 

だから、お前は何なんだよ!?

 

きびだんごといえば、駄菓子のこれも・・・。

 

 

水曜日のカンパネラ『桃太郎』

 

きびだんごといえば、これも外すことはできないな。

水曜日のカンパネラの、桃太郎。

コムアイ、ヤフオクのCMに出ててビビった。

 



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