よろず戯言

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キミにきめた!

2017-09-09 22:53:18 | 映画

先日の休みに息子と映画を観てきた。

アニメ映画、“劇場版ポケットモンスター キミにきめた!”だ。

ポケットモンスター アニメ20周年、劇場映画も20作目のメモリアルということで、

主人公の少年、サトシと相棒のポケモン、ピカチュウの出会いを描いた原点回帰の作品。

アニメ本編でも第一話のラストに登場した、伝説のポケモン、ホウオウを中心に物語が描かれる。

監督はこれまでどおり、湯山邦彦氏。

 

 

「今年はポケモン映画どうする?」

小学校高学年になってから、毎年夏前に息子に訊くようになっている。

最初に一緒に観に行った、ビクティニと白き英雄レシラムのときは、小学校一年生だった。

ラスト、ビクティニが我が身を犠牲にして世界を救うシーンで号泣していた息子。

そんな息子も、もう中学一年生。

ポケモンのアニメは新しいシリーズになって、観るのを止めてしまったとか。

息子が言うには、アニメのタッチが大きく変わってしまい違和感があり、

ストーリーもなんだか幼稚になってしまい、つまらなくなったという。

 

 

息子が言うように、本当にアニメの性質が変わったのか、

それとも中学生になった息子の意識が変わったのか?

なので、もうそろそろポケモン卒業かな?・・・そう思って今年の映画をどうするか訊いてみたら、

「今年の、なんか最初のやつやろ!?観たいっ!」

これまでの映画とは異なり、主人公の冒険の最初を描いた今年の映画。

20年前といえば、当然息子は生まれておらず、ポケモンの原点に興味津々。

なので、こっちの予想とは裏腹に、これまで以上に食いついてきた。

 

 

ところがこの夏は、息子と思うように時間が合わず、

なんだかんだで夏休みが終了し、鑑賞は9月に入ってからになってしまった。

メアリと魔女の花なんか、まだ複数回上映されているのに、

ポケモンは既に一日一回きりとなってしまい、モタモタしていたら終了してしまう!

そう思って、9月の最初の日曜日に観に行った。

 

 

マサラタウンに住む少年、サトシ(松本梨香)は、10歳の誕生日を翌日に控え興奮していた。

この町の少年・少女は、10歳になると、ポケモントレーナーとなり、

ポケモン研究をしているオーキド博士(石塚運昇)から、

パートナーとなるポケモンをもらい、旅に出るのだ。

しかし、興奮のあまり目覚まし時計を破壊してしまい、寝坊してしまうサトシ。

遅刻してオーキド博士のもとへ行ったものの、

もらえるはずだったポケモン、ゼニガメ,ヒトカゲ,フシギダネの三種は、

時間どおりに来た他のトレーナーにもらわれてしまっていた。 

 

 

オーキド博士から、残っていた一匹のポケモンを薦められる。

ただし、博士曰く、ちょっと難ありだというそのポケモン。

でんきねずみポケモンの、ピカチュウ(大谷育江)。

人になつかず、またモンスターボールにも入りたがらない。

サトシはピカチュウを気に入って、パートナーにすることを決めるものの、

ピカチュウはサトシを拒否してしまう。

 

はじめはサトシの言うことを聞かず、反抗的だったピカチュウだったが、

旅をはじめてすぐ、野生のポケモンに襲われる。

そのとき、体を張ってピカチュウを助けるサトシ。

そんなサトシに、ピカチュウは心開き、サトシをトレーナーと認めてパートナーとなる。

そのとき、光り輝く大きな鳥のポケモンがサトシたちの頭上を飛んで行った。

伝説のポケモン、ホウオウ。

ホウオウが飛び去ったあと、一枚の虹色に輝く羽根が舞い落ちた。

サトシはそれを手に、「いつかアイツに会いに行こうぜ!」と、ピカチュウとともに決意する。

 

 

サトシとピカチュウは順調に旅を続ける。

途中、新たなポケモンをゲットして、ポケモンセンターへと立ち寄る。

そこで、傷ついたポケモンを抱きかかえて駆け込んでくるトレーナー。

なんでも伝説のポケモン、エンテイと遭遇したのだという。

エンテイはまだ近くに居るかもしれない!と、エンテイを探しに、

いっせいにポケモンセンターを飛び出していくトレーナーたち。

 

運良くエンテイに出会うサトシとピカチュウ。

さっそくゲットしようと、エンテイにバトルを挑むも、

横を割って他のトレーナーたちもポケモンを繰り出し混戦状態に。

だが、エンテイは他のポケモンたちを軽くあしらうと、その場を去ってしまった。

 

エンテイをゲットしようとしていたトレーナーたち。

ポケモン博士を目指して伝説のポケモンの研究をしている少年、ソウジ(本郷奏多)と、

遠いフタバタウン出身のワケあり少女、マコト(佐藤栞里)。

エンテイをめぐっていがみ合っていたが、意気投合してサトシたちと一緒に行動することに。

 

 

途中、雨に打たれて弱ったヒトカゲに遭遇するサトシ一行。

ヒトカゲといえば、サトシが始めにもらえるはずだったポケモンのうちの一匹。

チャンスだとばかりに、ヒトカゲをゲットしようとするサトシだったが、

どうやらこのヒトカゲには、トレーナーがいるようだ。

そこへ、ヒトカゲのトレーナーが現れる。

強さこそが全てだと豪語する少年、クロス(逢坂良太)。

弱いポケモンは価値がないと、ヒトカゲを捨てて置き去りにしたのだという。

ヒトカゲは見捨てられてもなお、雨の中クロスのことを待っていたのだった。 

クロスに反論するサトシたちだったが、

「友情などポケモンを弱くするだけだ!」と、クロスは自身の主張を曲げることはなかった。

 

 

尻尾の炎が消えると命を落としてしまうヒトカゲ。

雨にぬれて、尻尾の炎は風前のともしび状態。

さらにクロスに捨てられたショックで、ヒトカゲは衰弱しきっていた。

サトシたちはヒトカゲを保護して、近くにあった洞窟で看病することに。

 

ヒトカゲを看病しながら、ソウジから伝説のポケモンの話を聞くサトシとマコト。

ホウオウにまつわる話を詳しく聞かされる。

サトシとピカチュウが旅立ちの日に出会った、大きな輝く鳥のポケモンだ。

そのときに手に入れた、虹色の羽根をソウジとマコトに見せる。

「虹色の羽根に導かれ、ホウオウに会う者が虹の勇者となる―」

そんな言い伝えがあったのだった。

虹色の羽根を手に入れたサトシには、その資格があるということなのか?

 

 

すっかり良くなったヒトカゲは、看病してくれたサトシのポケモンとなる。

ホウオウに会うため、サトシたちの旅は続く。

途中、バトルに負けて対立したり、

育てたポケモンとの別れがあったり、

伝説のポケモンとの遭遇があったりして、

ついに、ホウオウが居るというテンセイ山に辿り着いた一行。

はたして、サトシ達はホウオウに出会うことができるのか?

サトシの影には、いつしか一匹のポケモンが潜み、じっと観察しているのだった。

 

 

うーん・・・期待していたほどではなかったかな。

今までのとは違い、プロローグ的なものだと思って期待していたのだけど、

あんまりそんな雰囲気が感じられなかった。

ピカチュウとの出会いから、ホウオウとの遭遇、キャタピーゲットまでは、いいんだけど、

なんだろう、エンテイ騒ぎから一変、ノスタルジック感が飛んでしまった。

ソウジが連れていたルカリオや、マコトのポッチャマ、

クロスのガオガエンと、あとなんか解らないオオカミっぽいやつ。

金銀以降のポケモン登場のせいだろうか?

いや、そんなんじゃないだろうが、なんか原点っぽさがイマイチ感じられなかった。

 

 

というのも、20年前にアニメを観ていたかっていうと、観ていないわけで、

ゲームしかやっていなかったから、個人的に懐古心とか沸くわけでもなく、

ピカチュウとの出会いはもちろん、オニスズメのくだりや、ヒトカゲの看病,バタフリーとの別れなど、

ここら辺、当時観ていたひとならば、すごく懐かしく観られたのだろう。

ただ、オーキド博士やシゲル,エリカ,キクコらの登場には、オールドファンとしては少しニヤリとしてしまったし、

その世代のポケモン達が活き活きと描かれるのは逆に新鮮だった。

なんだかんだで、初代と金銀は、むちゃくちゃプレイしていたと思う。

 

 

今回は声優にちょっと違和感。

いつもと同じく、ゲスト声優が数人。

そのなかで、後半に登場する、ボンジイ役の古田新太氏。

声が合ってないんだよ・・・。

めっちゃ上手かったんだけど、声があのキャラに合ってない。

古田さんも当初、老人の声らしくやってたんだけど、監督に修正されてああなったという。

いや、あの見た目で、あの声は若くてパワフル過ぎるだろ!

監督のイメージがそうなんだったら仕方がないけれど、違和感アリアリだった。

 

前売券特典は、ゲーム内で受け取れる、サトシの帽子を被ったピカチュウ。

受け取る期間によって種類が異なる。

 

息子はバタフリーとの別れのシーンでウルッときたという。

サトシのポケモンのバタフリー。

野生のメスのバタフリーが、オニドリルに襲われていたところを救出してから仲良くなり、

二匹はカップルになるも、バタフリーの群れが大移動する日がやって来る。

離ればなれになってしまう二匹、それを気遣って、サトシはバタフリーを手放すというシーン。

自分はあのシーン、メスもゲットして二匹一緒にすりゃ別れんで済んだやん。

とか無粋なことを考えてしまった。

 

昨年はのんびりしていて、ボルケニオンをもらい損ねたので、今回は鑑賞後にすかさずゲット。

イッシュ地方の帽子を被ったピカチュウだ。

マーシャドーもらうために、鑑賞する前に事前に購入していたムーンを開封してバタバタプレイ開始。

もうしばらくXをプレイするので、ムーンはとりあえずこの状態で休止。

 

まあ、アニメをずっと観続けていたひとや、当時観ていたひとにとっては、

ノスタルジックあふれる、いい作品ではないかと思う。

そうでないひとでも、ポケモンファンならば、無難に楽しめる作品だと思う。

もう上映回数がだいぶ減らされてしまい、ぼちぼち上映終了した劇場も出てきた。

観る予定で、まだ観ていないひとは早めに劇場へ。

劇中にも登場した幻のポケモン、マーシャドーがゲットできるぞ。

そうそう、息子は昨年に引き続き、母親からゲーム没収されているので、

マーシャドーはゲットできませんでしたとさ。

 

鑑賞特典でもらった、マーシャドー受取ガイドと、ピカチュウのガオーレディスク。

あ、そういやマギアナのガオーレディスク、どこやったっけかな?

 

それにしても、ゲームのみならずアニメも20年続くのは凄いこと。

初代のとき小学生だった子どもたちが、今やアラサーだ。

そして、その子ども達が、今まさにポケモンに夢中になっている歳だろうから、

親子二代で楽しんでいるとこも多いだろう。

自分のところもそうだが、自分なんかは最年長クラスかもしれんな。

 

初代の頃、ちょうど二十歳だったか。

10歳離れた、いちばん下の弟に薦められてプレイしたんだっけ。

対戦して交換して、ポケモンのオモチャ買ってあげたりしてたっけなあ、懐かしい。

そんな弟も30過ぎ、クソ親父に勘当されてから行方不明。

数年前に宮崎の延岡だったかに居たことは判っているが、それから先は不明。

親へも、他の兄姉へも一切連絡がない。

母の日に贈り物は送ってくるので、どこかで生存はしてるようだけど。

 

 

 



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