手作りっていいですね

手作りが大好きな、まつしまです。

イカの塩辛

2012年12月08日 13時00分37秒 | Weblog
イカの塩辛を作りました。

八戸で生まれ育った私にとって、イカは皮が赤黒いのが当たり前でした。
子供の頃、朝、漁から帰って来たイカ釣り船から仕入れたイカを、隙間なく箱に一列の詰め、その箱を何段も自転車の荷台に積み上げて、私が住んでいた地域まで売りに来たんです。

よく入れ物を持って、「3ばい頂戴」とか「5はい頂戴」とか言ったものです。
イカ売りのおじさんの数え方がユニーク。「あいよ、♪いちじく、にんじん、さんしょにしいたけ、ごぼうだよ♪」と歌いながら数えてくれたっけ・・懐かしい。

イカのお刺身は、朝食べていました。お刺身を朝から・・何と贅沢な(?)
冷蔵技術がなかったんですね。
家にもちろん冷蔵庫なんかない頃です。お店は氷で冷やす冷蔵庫でした。

白くなったイカは、煮るしかなかったの。

でも今は何処でも、いつでも新鮮なイカが手に入ります。

ぴんぴんのイカを買って来たのに、一日経つと、白くなりますが、まだまだ新鮮です。

イカの塩辛を作りましょう。

イカ。身も軟らかくなって来ていますね。


昨日1パイ刺身にした時の腑も合わせて3ばい分。
真中に付いている黒い一筋は墨袋ですから、つまんで取り除きます。


腑の袋から絞り出し、今日は味噌味にしますから、腑と味噌を混ぜて置きます。


イカは皮をむかないで、そのまま広げ切ります。


足もエンペラも細かく切り、腑と混ぜて、


一味唐辛子と一緒に漬け込みました。


イカの塩辛の事を「切り込み」と言いました。
イカを広げたまま、2~3時間干して水分を抜いて作る人、ゆずの皮を薄く切って入れる人、麹を入れる人、切り込み自慢のお母さんが、たくさんいたものです。

昔、昔の事ですが・・

私は味噌味。コクがあって美味しいと思います。



塩麹で魚を美味しくします。
焼いて食べます。
赤魚とタラ。麹をまぶして、揉みこみ冷凍しておきました。


冷凍して置いたきりたんぽを頂きました。
これが煮上がったら出来上がりです。
セリと長ネギ多過ぎましたか?


朝、漬け込んだ塩辛がもう食べられます。美味しいですよ。