The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

セダム・フォルステリアヌム Sedum forsterianum

2016-12-31 08:36:36 | ポルトガルの野の花

ベンケイソウ科、Crassulaceae、マンネングサ(セダム)属、地中海沿岸地域原産、

学名:Sedum forsterianum、

2009年6月21日、2015年6月13日、2016年6月16日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影

 

セダム・フォルステリアヌムSedum forsterianumの花。表示名は学名の音読み。花の直径は1cm未満。平地のセダムに比べて花の色、黄色は鮮やか。

 

今のところ山岳地帯でしか確認していない。

 

 あまり群生はしていないと思っていたが、2015年6月には群生をあちこちで見かけた。

 

草丈は20~30cm。

 

セダム属は世界に約400種がある。

 

岩に貼りつく様にして。

 

この原種を元にいくつかの園芸品種が作られている。

 

葉や茎は乾燥時には赤く紅葉する。

 

セダム・フォルステリアヌムSedum forsterianumでした。  

©2016  MUZVIT

 

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セダム・アングリクム Sedum anglicum

2016-12-30 08:37:25 | ポルトガルの野の花

ベンケイソウ科、Crassulaceae、セダム属、ヨーロッパ西部原産の多年生多肉植物、

学名:Sedum anglicum、和名:ヒメホシビジン(姫星美人)、英名:Stonecrop、

2009年6月、2015年6月13日、ポルトガル、ベイラ地方で、2015年5月7日、アレンテージョ地方で、2016年6月1日、コスタ・アズール地方で撮影

 

セダム・アングリクムSedum anglicumの花。表示名は学名の音読み。

 

細い5弁花。雄蕊は外に広がる。

 

多肉で小型の楕円形の葉は互生する。

 

濃灰緑色葉は時に紅葉する。

 

岩の上などに自生。

 

殆ど土のない岩にへばりついている。

 

花は白で外顎がほんのりピンク。

 

葉から花茎を延ばし草丈は15cmほど。

 

真っ赤に紅葉した葉。セダム・アングリクム  Sedum anglicum でした。   

©2016  MUZVIT

 

GKZ植物事典より  和名は、学名の音読みから。/属名はラテン語のsedere(=座る)を語源とし、この属の植物は岩や壁に張り付いているからという。/種小名は「イギリスの」の意。セダム・アングリクムはベンケイソウ科の多肉植物である。本種は、原産地の項に記した地の沿海地で、岩場や乾燥した土壌に自生する野草である。茎は細い円筒状で、多肉質、平滑、乾燥時には茎色は緑色から赤色へと変わる。草丈は15㎝程度となる。葉は長さは5㎜程度の円筒形~ほぼ球茎で、茎に互生する。葉も乾燥時には赤色に変化する。5~6月頃、茎頂に円錐花序を出し、白色~淡桃色で5弁花の小花を多数つける。 セダム・アングリクム  GKZ植物事典より

 

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ディジタリス・プルプレア Digitalis purpurea

2016-12-29 08:57:21 | ポルトガルの野の花

オオバコ科、Plantaginaceae、ジキタリス属、地中海沿岸地域原産、多年草、

学名:Digitalis purpurea、和名:キツネノテブクロ(狐の手袋)、英名:Foxglove、葡名:Dedaleira、

2009年6月、2011年6月、2015年6月13日、2016年7月13日、ポルトガル、ベイラ地方で、2014年5月19日、エストレマドーラ地方で、2015年5月7日、アレンテージョ地方で撮影、

 

園芸用に数種が栽培されているが、一般にジギタリスとして薬用または観賞用に栽培されているのは、D. purpurea種である。表示名は学名の音読み。

 

ラテン語で「ゆび」を表すdigitusに由来する。これは花の形が指サックに似ているためである。

 

数字のdigitやコンピューター用語のデジタル(ディジタル、digital)と語源は同じである。種名のpurpureaは「紫」の意味。園芸種には白やピンクの花色のものがある。

 

観賞用あるいは薬用に世界中で広く栽培される。高さ1メートル前後で分枝しない。

 

西洋では暗く寂れた場所に繁茂し不吉な植物としてのイメージがある植物とされる。いけにえの儀式が行われる夏に花を咲かせることからドルイド達に好まれると言われる。「魔女の指抜き」「血の付いた男の指」などと呼ばれていた地域もある。メーテルリンクは、「憂鬱なロケットのように空に突き出ている」と形容している。

 

ジギタリスには全草に猛毒がある。ジギタリスの葉を温風乾燥したものを原料としてジギトキシン、ジゴキシン、ラナトシドCなどの強心配糖体を抽出していたが、今日では化学的に合成される。

 

古代から切り傷や打ち身に対して薬として使われていた。1776年、英国のウィリアム・ウィザリングが強心剤としての薬効を発表して以来、うっ血性心不全の特効薬として不動の座を得るに至っている。ただし、猛毒があるため素人が処方すべきではない。

 

以前は日本薬局方にDigitalis purpurea を基原とする生薬が「ジギタリス」「ジギタリス末」として医薬品各条に収載されていたが、第14改正日本薬局方第二追補(平成17年1月)でともに削除された。ほかに視覚異常の副作用もある。(Wikipediaより)

 

ディジタリス・プルプレア  Digitalis purpurea でした。   

©2016  MUZVIT

 

 

GKZ植物事典より  和名は英名の直訳から。/属名のdigitalisとはラテン語で「指袋」の意味。花形から命名された属名である。/種小名は「紫色の」の意。キツネノテブクロは、オオバコ科(←ゴマノハグサ科)の多年草である。花色は、ピンク、白、黄色等。草丈は1㍍程度。全体的に短毛を有す。茎は根際から束生し、株立ち状となる。茎葉は卵状楕円形で、縁部には鈍鋸歯があり、表面には皺があり、茎に互生する。夏場に茎頂に長い総状花序を出し、紅紫色で内部に濃紅紫色の斑点模様のある鐘形花を多数つけ、下方から上方へと咲き進む。17世紀頃より、観賞用以外に強心剤としても重要な生薬として利用されてきた。我が国へは江戸時代に薬用植物として渡来している。葉に有毒成分を含み、日本薬局方では劇薬にしている。ジギタリス  GKZ植物事典より

 

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ダイアンサス・ルシタヌス Dianthus lusitanus

2016-12-28 09:26:09 | ポルトガルの野の花

ナデシコ科、ナデシコ属、スペイン、ポルトガル原産、

学名:Dianthus lusitanus、和名:ナデシコ(撫子)、西名:Clavelina lusitana、

葡名:Cravinho-lusitana、Carvinas-bravas、Craveiro-de-Portugal、Cravo-de-Maio、Cravos-rosados

2009年6月、2015年6月13日、2016年7月17日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、

 

ダイアンサス・ルシタヌスDianthus lusitanusの花。表示名は学名の音読み。

 

直径1、5センチほどの小さな花が株立ちで咲いている。

 

花色に濃淡があり、花型にも多少の変化がある。

 

ナデシコ属は北半球の温帯地域を中心に約300種が分布している。

 

ダイアンサス・ルシタヌスはカーネーションの原種の一つ。

 

一緒に咲いているブルーの花はヤシオネ・モンタナ  Jasione montana

 

岩場の殆ど土のないところに自生。

 

草丈は40~50cm。

 

石灰岩の山の上で。ダイアンサス・ルシタヌス Dianthus lusitanusでした。   

©2016  MUZVIT

 

 

GKZ植物事典より  和名は、学名の音読みから。/属名は、Dios(=ゼウスつまり、ジュピター)とanthos(=花)の合成語で、花の美しさをたたえている。/種小名はイベリア半島の地名ルシタニア(Lusitania)の名に因んでいる。ダイアンサス・ルシタヌスは、ナデシコ科の多年草である。本種は、原産地の項に記した地の石灰岩質道場地帯で比較的日当たりの良い場所に自生の見られる野草である。草丈は10~50㎝程度となる。葉は長さ10~30㎝程度、幅0.5㎝程度の線状披針形または線形で茎に対生する。葉は青緑色となる。5~8月頃、長い花茎を伸ばし、その茎頂に径1.5㎝前後で濃紅色~淡紅色の花を開く。花色は個体差が大きい。花弁は5個で、先端部は、概して不規則に鋸歯状に浅裂する。

ダイアンサス・ルシタヌス GKZ植物事典より

 

 

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マルヴァ・モスカータ Malva moschata

2016-12-27 09:01:09 | ポルトガルの野の花

アオイ科、Malvaceae、ゼニアオイ属、 ヨーロッパ原産の耐寒性多年草 、

学名:Malva moschata、和名:ジャコウアオイ(麝香葵)、ムスクマロウ、マルヴァ・モスカータ、

英名: Musk Mallow、 別名:アップルブロッサム、葡名:Malva-almiscarada、

2009年6月、2015年6月13日、2016年6月13日、ポルトガル、ベイラ地方で、2014年6月9日、2015年5月7日、2016年6月13日、アレンテージョ地方で、2015年5月5日、12月4日、2016年6月5日、コスタ・アズール地方で撮影

 

マルヴァ・モスカータ Malva moschataの花。表示名は学名の音読み。

 

草丈は20~70 センチ。

 

茎頂や葉腋から花柄を伸ばし直径約4センチの白~淡桃色の花を数個つける。

 

花弁は5個で、先は浅く裂ける。萼も5個で長い毛がある。

 

葉に芳香(麝香)があり、夕方によく香る。

 

 

葉と花の浸出液はのど薬として利用される。

 

強風吹きすさぶ断崖の上では、草丈10センチほどの可愛らしい花をつけていた。

 

大西洋を臨む断崖の上に群れて咲く。

 

紫の花はカンパニュラ・ルシタニカ  Campanula lusitanica

 

マルヴァ・モスカータ Malva moschataでした。

©2016  MUZVIT

 

 

GKZ植物事典より 和名は、アオイの仲間であり、花にほのかなジャコウの香りを有することから。/属名のMalvaとはギリシャ語の「軟らかくする」の意で、この属の植物の持つ粘液に苦しみや痛みを和らげる緩和剤の効用が認められるためという。/種小名は「麝香の香りのする」の意。/英名のMuskとは、ジャコウの香りのことである。ジャコウアオイは、アオイ科の宿根草である。ゼニアオイの仲間であるが、大きく異なる点は3点である。一つには、葉が深く切れ込んでいること。次に、花が大きいこと。最後に名前の通り芳香を放つ点である。草丈は60㎝程度。茎葉直立し全体的に粗毛が見られる。花期は7~9月で、花色は淡紅色もしくは白色で、花径は4㎝程度。 マルヴァ・モスカータ  GKZ植物事典より

 

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セネキオ・ヴェルナリス Senecio vernalis

2016-12-26 08:43:29 | ポルトガルの野の花

キク科、Asteraceae、キオン(セネキオ)属、地中海沿岸地域原産、1年草

学名:Senecio vernalis、和名:ハナノボロギク(花野襤褸菊)、

英名:Eastern Groundsel、

2011年3月、ポルトガル、アルガルベ地方で撮影

 

セネキオ・ヴェルナリスSenecio vernalisの花。

 

花の直径は1,5cmほど。草丈は50cmほど。

 

葉と茎が白い綿毛で覆われている。

 

属名のセネキオsenecioはラテン語のsenex(老人)が語源。セネキオ属には灰白色又は白色の冠毛があることから。

 

種小名のvernalisは「春咲きの」の意。セネキオ・ヴェルナリスSenecio vernalisでした。

©2016  MUZVIT

 

GKZ植物事典より  和名は、花の目立つノボロギクの意から。属名はギリシャ語のSenex(=老人)に由来し、冠毛が白いことからと言う。種小名は「春咲きの」の意。ハナノボロギクはキク科の一年草である。本種は、原産地の項に記した地の比較的日当たりの良い草地や路傍等に自生の見られる野草である。茎は柔らかく肉質であり、白色の軟細毛で覆われる。草丈は50cm程度となる。葉も茎同様に白色の軟細毛に覆われる。葉は、幅広の葉軸を持ち、葉身は狭楕円形であるが、羽状に深裂し、茎に互生する。葉の縁部には鋸歯がある。3~5月頃、茎上部に円錐花序を出し、径1,5cm程度の花を多数つける。花色は、舌状花も、中央の管状花も黄色である。花後には白色の冠毛をつけ、風に乗り飛散し繁殖する。本種の種子は、地上に落ちてから、10年以上経過しても発芽すると言う。これまでの最長記録は16年であるという。本種は、原産地の項に記した地が原産であるが、世界各地の温帯地域に帰化状態にある。日本も例外ではなく、帰化状態にあることが確認されている。セネキオ・ヴェルナリス    GKZ植物事典より

 

 

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リナリア・ポリガリフォリア Linaria polygalifolia

2016-12-21 09:05:27 | ポルトガルの野の花

ゴマノハグサ科、Scrophulariaceae、ウンラン(リナリア)属、イベリア半島西部、地中海沿岸地域原産、多年草、

学名:Linaria polygalifolia、和名:リナリア・ポリガリフォリア、

英名:Lesser Butter and Eggs、葡名:Ansarina-da-praia、

2011年3月、ポルトガル、アルガルベ地方、2014年7月7日、コスタ・アズール地方で撮影

 

花の長さは3センチほど。表示名は学名の音読み。

 

草丈は50センチほど。

 

ビーチにぽつりぽつりと咲いていた。

 

後ろの棘のある植物は、 エリンジューム・マリティマム Eryngium maritimum

 

後ろの銀緑色の植物は、 アキレア・マリティマ Achillea maritima

 

 

 

 葉は多肉植物のように分厚い。

 

 隣の真っ直ぐ伸びた枝の先には丸い果実がひとつ生っている。

 

白い砂浜と青く澄み切った海、そしてセトゥーバル半島。リナリア・ポリガリフォリアLinaria polygalifoliaでした。  

©2016  MUZVIT

 

 

GKZ植物事典より 和名は学名の音読みから。/属名はギリシャ語の「亜麻」に由来している。この属のある種の葉が亜麻に似ていることから。/種小名の語源不詳。リナリア・ポリガリフォリアは、ゴマノハグサ科の多年草である。本種は、イベリア半島の沿岸部の砂壌地に自生する野草である。茎は斜上~直立し、草丈は草丈は10~60㎝程度となる。葉は厚味があり多肉質な卵形~狭楕円形で、長さ1~2㎝、幅0.5㎝程度で、全縁、先端部は尖り、茎に互生する。3~7月 頃、茎上部に総状花序(穂状花序?)を出し、長さ3㎝程度で黄花の筒状花を数個つける。花冠は2裂し、上の裂片は立ち上がり、下の裂片は3浅裂し前方に突き出す。花筒には、橙赤色の細い線状紋が走る。花後には灰色で膜状の翼を持った蒴果をつける。(GKZ)リナリア・ポリガリフォリア     GKZ植物事典より

 

 

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トリフォリュウム・アルヴェンセ Trifolium arvense

2016-12-20 08:49:45 | ポルトガルの野の花

マメ科、Fabaceae、シャジクソウ属、ヨーロッパ原産 の多年草、

学名:Trifolium arvense、和名:シャグマハギ(赤熊萩)、シャグマツメクサ(赭熊詰め草)

英名:Hare’s-foot Clover、Rabbitfoot Clover(ラビットフットクローバー)、Oldfield Clover、Stone Clover、

葡名:Trevo-branco、Pé-de-lebre、

2014年4月25日、2016年6月13日、ポルトガル、アレンテージョ地方で撮影

 

トリフォリュウム・アルヴェンセ Trifolium arvenseの花。表示名は学名の音読み。

 

道端や草地などに生え、草丈は50センチほど。

 

茎は直立してよく分枝する。

 

葉は3出複葉で、狭楕円形の小葉がつく。

 

春から秋にかけて、茎頂と葉腋から円筒状の花序をだし、白色から淡紅色の小さな蝶形花を咲かせる。

 

花序には灰色の毛が密生する。

 

日本には第二次大戦後に帰化。

 

ポルトガルでは沿道などでよく見かける。

 

明るい森の中にも自生。トリフォリュウム・アルヴェンセ Trifolium arvenseでした。  

©2016  MUZVIT

 

GKZ植物事典より 和名は、「シャグマ(赭熊・赤熊)」とは、赤く染めたヤクの尾毛のことである。/属名は、「三葉の」の意。/種小名は「畑地の、耕作地の」の意。シャグマハギはマメ科の1年草である。本種は、概して路傍や草地に自生の見られる野草である。茎は直立し、草丈は、50㎝程度となる。茎は、途中でよく分枝をする。葉は3出複葉で、小葉は狭楕円形で、先端部は鋭頭、縁部は全縁、茎に互生する。7~9月頃、茎頂並びに枝先の葉腋から円筒状の花穂を出し、白色~淡桃色の蝶形の小花を多数つける。萼片には白色の軟細毛に覆われる。本種は、オーストラリアやニュージーランドでは帰化状態にある。日本では、戦後沖縄を中心に帰化が始まり、今日では、北海道にまで至っている。トリフォリウム・アルヴェンセ GKZ植物事典より

 

 

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トゥリブルス・テラストリス Tribulus terrestris

2016-12-19 08:41:36 | ポルトガルの野の花

ハマビシ科、Zygophyllaceae、ハマビシ属、多年草、薬用植物、

学名:Tribulus terrestris、和名:ハマビシ(浜菱)、ヒデリグサ(日照草)、シロビシ(白菱)、

英名:Puncture Vine 、Bindii,bullhead,Burra gokharu、Caltrop,cat's head、Devil's eyelashes、Ddevil's thorn、Devil's weed、Goathead、Tackweed、葡名:Abrolhos、

2009年8月、2015年5月23日、ポルトガル、アレンテージョ地方で、2014年7月7日、コスタ・アズール地方で撮影

 

トゥリブルス・テラストリスTribulus terrestris の花。表示名は学名の音読み。

 

 

ポルトガルの海岸に近い砂地などに自生、沿道のところどころで小さな固まりになって、砂地を匍匐。

 

全草が棘に覆われており、7~10月頃に黄緑色で1cm未満の小さな5弁花を花茎の先に一つ咲かせる。

 

ポルトガルではスペイン国境に近い内陸部でも確認している。

 

花のあとには直径1cmぐらいの硬く棘のある菱形の実を付ける。一緒に咲いているのはヘリオトロピウム・エウロパエウム Heliotropium europaeum

 

日本では、海浜の環境破壊により生育数が激減しており、環境庁により絶滅危惧IB類に指定されている。

 

欧米では、体内のテストステロン量を保つ作用があるハーブとして、健康食品などに入れられている。

 

また、果実を乾燥したものは疾黎子(しつりし)という生薬で、利尿、消炎作用があるとされる。(Wikipediaより)

 

トゥリブルス・テラストリスTribulus terrestris でした。

©2016  MUZVIT

 

GKZ植物事典より 和名は、浜辺に見られて、ヒシの実のような果実を持つことから。/属名は、ラテン語のcaltorop(=蔾鉄、播き菱)を語源としている。果実の形状から。/種小名は「陸地生の」の意。ハマビシは、ハマビシ科の1~2年草である。草丈は50~130㎝程度となる。葉は対生し羽状複葉で小葉は長楕円形である。7~9月頃、葉腋に黄色い5弁花をつける。果実は径1㎝前後程度で、堅く、刺状の毛を持つ。トリブルス・テラストリス   GKZ植物事典より

 

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サルビア・ベルベナカ  Salvia verbenaca

2016-12-18 08:59:53 | ポルトガルの野の花

シソ科、Lamiaceae、アキギリ(サルビア)属、地中海沿岸地域原産の多年草

学名:Salvia verbenaca、和名:ミナトタムラソウ(港田村草)、野生のセージ、

英名:Wild Clary、Wild Sage、Vervain Sage、葡名:Erva-crista、Salva-dos-caminhos

2009年12月、2011年1月、2月7日、2015年1月24日、2016年1月15日、19日、29日、2月7日、29日、ポルトガル、コスタ・アズール地方、アルガルベ地方で撮影

 

爽やかなブルーのサルビア・ベルベナカSalvia verbenacaの花。

 

未だあまり他の花のない時季から咲いている。

 

青い花とバーベナのような葉をもつ ユーラシアのセージ。

 

早春の柔らかい光のなかで。

 

大西洋を見下ろす台地に建つ修道院脇の空き地に群生。

 

下から上に次々に花を咲かせる。

 

12月、寒風吹きすさぶ岸壁上の台地、陽だまりにけなげに咲いている。

 

カモミールも顔を覗かせる。

 

赤土と石ころだらけの台地にしっかりと根を張っている小さな株。サルビア・ベルベナカ  Salvia verbenacaでした。  

©2016  MUZVIT

 

GKZ植物事典より 和名は本種が我が国で最初に発見されたのが、静岡県清水港であったから「港」の文字が冠されたのだという。/属名は、ラテン語のsalvare(=治癒する)に由来し、この属には薬草として用いられる植物が多いため。/種小名は「クマツヅラのような」の意。ミナトタムラソウは、シソ科の多年草である。草丈は20~80㎝程度となる。茎は方形で、周囲に白色の細毛が覆う。葉は長さ5~10㎝、幅2~4㎝程度の楕円形で、縁部には羽状に深裂~浅裂し、裂片には鋸歯があり、先端部は鈍頭、、茎に対生する。葉の表面には皺が目立つ。12~6月頃、茎上部並びに枝先に総状花序を出し、径1㎝程度で青色~ピンクの唇花を4~10程度つける。花筒は、白色の細毛が密生する。全草に芳香がある。本種は、南北両アメリカ大陸では帰化状態にある。日本でも関東以西で帰化状態にある。

サルヴィア・ヴェルベナカ GKZ植物事典より

 

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オフリス・アピフェラ  Ophrys apifera

2016-12-17 08:57:23 | ポルトガルの野の花

ラン科、Orchidaceae、オフリス属、地中海沿岸地域原産の多年草

学名:Ophrys apifera、和名:オフリス・アピフェラ、

英名:Bee Orchid(ビーオーキッド)、Bee bearing Ophrys、葡名:Erva-abelha、Orquídea、

2010年5月、2014年4月24日、2015年4月29日、5月5日、6日、2016年6月1日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影

 

オフリス・アピフェラ Ophrys apifera の花。表示名は学名の音読み。

 

花の直径は1.5cm、草丈は30~50cmほど。

 

オフィリス属の多くはそれぞれ別の蜂に擬態し花粉を運んでもらっている。

 

アピフェラはマルハナバチ?の一種の雌に形と色を似せ擬態している。

 

しかし、一説によるとアピフェラが擬態している蜂は5000年前に既に絶滅してしまったとか。

 

それで仕方なく自家受粉が可能な形態に変化?

 

植物の多くは受粉による繁殖だけではなく、根茎の分岐でも繁殖をしている。

 

オフリス・アピフェラの花期は比較的長い様に思うし、個体数も多い。

 

いつも笑っているオフリス・アピフェラ Ophrys apifera でした。 

©2016  MUZVIT

 

GKZ植物事典より 和名は、学名の音読みから。/属名はギリシャ語のophris(=眉毛)を語源としている。/種小名は、「蜜蜂を呼ぶ」の意。オフリス・アピフェラはラン科の多年草である。本種の属するOphrys属は地中海沿岸地方に約20種(変種が多いと言われている)分布し、英名ではその花姿からSpider orchidとかBee orchidと呼ばれている。(我が国では、オフリス属のランをまとめて、「ビー・オーキッド」或いは「蜂蘭」と呼んでいる。本種は、所謂Bee orchidの中でもその基本的な存在である。花は、本属の特徴である昆虫を思わせるような擬態花である。本種の場合、唇弁の部位がまるでミツバチのようにも見える。実際的には、雌のミツバチに擬態しており、ミツバチ特有の香りを放ち、雄のミツバチはそれに招かれやってきて交尾状態となる。そのことによって本種は、受粉を媒介させて貰うという。しかし、本種の受粉を媒介するミツバチはほぼ絶滅してしまったために、今では、自家受粉出来るように進化を遂げているという。本種は、原産地の項に記した地で、開けた草原地帯に自生の見られる野草である。草丈は30~50㎝程度となる。葉は、根際から5~6個の披心形の葉を秋に出し、ロゼット状と化す。冬場には徐々に生長をしているという。葉は、基部は葉柄状と化し、先端部は尖る。4~7月頃、花茎を立ち上げ2~8個程度の花をつける。花径は1.5㎝程度で、花弁・萼片は淡橙色で、唇弁は濃赤褐色である。オフリス・アピフェラ  GKZ植物事典より

 

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オノブリキス・ヴィキイフォリア Onobrychis viciifolia

2016-12-16 08:31:45 | ポルトガルの野の花

マメ科、Fabaceae、オノブリキス属、中央アジア~ヨーロッパ原産、ユーラシア大陸に分布、多年草

学名:Onobrychis viciifolia、和名:イガマメ、セインフォイン、

英名:Sativa、Common Sainfoin、葡名:Senfeno、Esparzeta、

2011年3月、ポルトガル、アルガルベ地方で撮影

 

オノブリキス・ヴィキイフォリアOnobrychis viciifoliaの花。花房の直径は3センチほど。表示名は学名の音読み。

 

草丈は20~70センチほどだが茎は地を這って時として地面から直接生えている様に見える。

 

乾燥した牧草地や草地、沿道などに自生。

 

葉は互生、7-14枚の奇数羽状複葉で、狭い長楕円形の小葉がつく。小葉は卵形で茎は枝分かれする。

 

茎頂に総状花序をだし、小さな赤紫色で濃い筋の入った蝶形花を咲かせ、花は円錐形になる。

 

牧草になり、飼料作物やミツバチの蜜源として栽培されている。種は6-8mmの卵形で、豆の莢には独特の鋸歯がある。オノブリキス・ヴィキイフォリアOnobrychis viciifoliaでした。  

©2016 MUZVIT

 

GKZ植物事典より 和名は、豆果の毬状突起があることから。/属名は、ギリシャ語のass(=お尻)とbrycho(=貪欲に食べる)の合成語から。飼料用植物として最適であることを示している。/種小名は「ソラマメ属のような葉の」の意。イガマメはマメ科の多年草である。本種は、原産地の項に記した地の日当たりが良く比較的乾燥した草原に自生の見られる野草である。草丈は30~70㎝程度となる。茎は斜上~直立する。葉は奇数羽状複葉で茎に互生する。小葉は11~21個の狭楕円状となる。6~8月頃、茎頂に総状花序を出し、青紫色で、濃色 の条紋の入った蝶形花を多数(20~50個)つける。花後の果実は円盤形の莢果で周囲に刺状突起があり、1個の種子を内包する。 オノブリキス・ウィキフォリア  GKZ植物事典より

 

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アリストロキア・バエティカ Aristolochia baetica

2016-12-15 09:20:52 | ポルトガルの野の花

ウマノスズクサ(馬の鈴草)科、ウマノスズクサ属、スペイン・ポルトガル・モロッコの地中海沿岸西部地域原産、蔓性多年生草本薬用

学名:Aristolochia baetica、和名:パイプカズラ?(ぱいぷ蔓)、

英名:Andalusian Dutchman’s Pipe、Pipe Vine、Portuguese hardy Dutchman's pipe、

葡名:Aristlóoquia、Erva-cavalinha、Balsamine、Candil

2011年3月、ポルトガル、アレンテージョ地方で撮影

 

アリストロキア・バエティカAristolochia baeticaの花。

 

花の長さは2センチほど。

 

つる性で他の植物に絡みあって蔓を延ばす。

 

ウマノスズクサ属は多年生蔓植物からなる属で、一部に直立するもの、および木本がある。

 

葉は互生。花は花被が癒合して筒状となる。

 

雄蘂と雌蘂は短くてその底にあり、果皮の筒はこの部分で膨らみ、その上でやや細くなって喉部を構成、その先で広がり、左右対称の形を見せる。喉部でUの字型に曲がるものも多いが、ほぼ真っ直ぐなものもある。右下に成熟した大きな果実が見られる。

 

世界の熱帯-亜熱帯を中心に500種以上が知られるが、オーストラリア大陸にだけは自然分布していなかった。

 

ウマノスズクサ属の種は、ジャコウアゲハ属(ジャコウアゲハやトリバネチョウなど)の蝶の食草になることが多い。

 

属の学名(アリストロキア)からウマノスズクサの成分の中に含まれているアリストロキア酸が命名されており、これには腎毒性、発がん性がある。

アリストロキア・バエティカAristolochia baeticaでした。   

©2016  MUZVIT

 

GKZ植物事典より  属名は、ギリシャ語のaristos(=最良)とlochia(=出産)による「合成語である。花の形状が胎児を、そして基部の膨らみが子宮を連想させることからといわれている。/種小名は、「アンダルシア地方の」の意。アリストロキア・バエティカーは、ウマノスズクサ科の蔓性多年草である。茎長は4m程度となる。葉は、蔓に互生し、長さ1.5~2㎝程度の葉柄の先につき、長さ2~7背年地、幅1.5~6㎝程度の卵形~三角状となる。葉は無毛で、縁部は全縁、先端部は鈍頭~鋭頭となり、基部は心形となる。6~8月頃、葉 腋から長さ2㎝程度で紫褐色の筒状花をつける。開花時には強香を放ち、ハエを誘引する。ハエが花筒内部に入ることにより受粉の媒介をする事になる。花筒内部には毛が密生しており、翌朝に毛が喪失するとハエは次の花に移り、次々と受粉の媒介を行うという。花後には長さ3~4.5㎜程度の蒴果をつける。アリストロキア・バエティカー GKZ植物事典より

 

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アキノス・アルベンシス Acinos arvensis

2016-12-14 21:48:20 | ポルトガルの野の花

シソ科、Lamiaceae、トウバナ(アキノス)属、地中海沿岸地域原産の1年草、

学名:Acinos arvensis、和名:クルマバナモドキ(車花擬)、

英名:Dandy Basil Thyme、Mother of Thyme、

2009年12月、2014年11月2日、2015年4月27日、2016年10月27日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で、2013年11月17日、2014年9月25日、バイラーダ地方で撮影、

 

アキノス・アルベンシス  Acinos arvensisの花。表示名は学名の音読み。

 

芳香のある、短命な1年草。

 

葉は対生し披心形〜卵形。

 

茎頂に淡い藤色で中心の白い花が輪生する。

 

種はシソ科、葉はミントにそっくり。

 

雨の多い12月、寒風吹きすさぶ海沿いの大地の陽だまりにけなげに咲いている。

 

9月には多く花をつけていた。

 

直径5ミリほどしかない小さな花。

 

森の沿道にひっそりと咲くアキノス・アルベンシス  Acinos arvensisでした。  

©2016 MUZVIT

 

GKZ植物事典より  属名はギリシャ語のcline(=床、斜)とpodion(=小足)の合成語。/種小名はプリニウスが最初に本種に対して用いた名である。クルマバナモドキはシソ科の常緑多年草である。草丈は10~45㎝程度となる。茎は方形で白色の軟細毛に覆われる。葉は短い葉柄を持った長さ5㎝程度の広卵形で茎に対生する。葉の縁部は緩やかな鋸歯状の凹凸があり、白色の軟細毛が密生し、先端部はほぼ鈍頭である。茎や花柄、萼筒等には白色の軟細毛が密生する。6~9月頃、茎上部の葉腋から総状花序を出し、長い萼筒の中から径1~2㎝程度の唇形花をつける。花色は淡桃紫色である。アキノス・アルヴェンシス  GKZ植物事典より

 

 

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キノグロッスム・クランデスティヌム Cynoglossum clandestinum

2016-12-13 09:55:55 | ポルトガルの野の花

ムラサキ科、Boraginaceae、オオルリソウ(キノグロッスム)属、ポルトガル・スペイン・南イタリアに分布、多年草、

学名:Cynoglossum clandestinum、和名:キノグロッスム・クランデスティヌム、

英名:Hound’s Tongue、葡名:Cinoglossa-de-flor-fechada

2011年2月、2015年2月5日、4月27日、2016年1月29日、2月16日、22日、29日、3月8日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影

             

キノグロッスム・クランデスティヌムCynoglossum clandestinumの花。表示名は学名の音読み。

 

花の直径は8ミリほど。

 

蕾に見えるがこれ以上開いた花を見たことがない。

 

草丈は30センチほど。

 

草原などにぽつりぽつりと自生。

 

属名のCynoglossumはギリシャ語のkynoglossum(犬の舌)に由来し、葉の形から出た名前で、英語ではhound's tongueという。

 

本来は旧大陸の温帯地方に分布していたが、性質が強健なため、現在は極地や砂漠、高山帯以外のほとんどの地域に分布しており、現在55種あまりの自生種が知られている。

 

長い柄のあるへら型の根生葉で越冬し、茎に付く葉は互生する。

 

花は総状花序で、春から夏に咲き、青紫のものが多い。

 

Cynoglossum officinaleは、かつて、虫さされや小さな傷の手当てに使われる薬草として用いられ、アメリカやオセアニア大陸にも持ち込まれたが、鍵状のとげのついたタネが、家畜の毛につきやすく、現在ではやっかいな雑草の一つになっている。(Wikipediaより)

 

花も茎も葉も植物全体が毛に覆われている。

 

キノグロッスム・クランデスティヌムCynoglossum clandestinumでした。   

©2016  MUZVIT

 

GKZ植物事典より  属名は、ギリシャ語のcyno(=犬)と glossa(=舌)の合成語で、葉の形状とざらついた感触とから。/種小名は「隠れた」の意で、花弁が萼片の覆われていることから。キノグロッサム・グランデスティヌムはムラサキ科の多年草である。草丈は30㎝程度となる。全草(茎・葉・萼)が長い白色の細毛で覆われている。葉は長さ4~7㎝程度の長楕円形で、縁部は全縁であるが緩やかに波を打つこともあり、先端部は鋭頭、基部は短い葉柄に連なり茎に互生する。2~5月頃、茎上部に円錐花序を出し、径8㎜程度で赤色の5弁花をつけるが、萼片に深く覆われ平開はしない。キノグロッサム・グランデスティヌム    GKZ植物事典より

 

 

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