The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

ケンタウレア・デベアウシ Centaurea debeauxii

2015-07-31 09:31:17 | ポルトガルの野の花

キク科、ケンタウレア属、多年草、

学名:Centaurea debeauxii、和名:ソウゲンヤグルマギク(草原矢車菊)、英名:Chalk Knapweed

2014年6月3日、7月3日、2015年6月23日、7月5日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影

 

ケンタウレア・デベアウシCentaurea debeauxiiの花。

 

6月~9月開花。花の直径は1、5cmほど。

 

花色の変化はあまりない。

 

草丈は50cmから1mほど。

 

日照りの強い乾燥地から半日陰にも自生。

 

山道の沿道の崖に。

 

木漏れ日の中で。

 

大西洋を望む崖っぷちで。

 

ケンタウレア・デベアウシCentaurea debeauxii でした。 

©2015  MUZVIT

 

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トリフォリューム・インカラツム Trifolium incarratum

2015-07-28 09:57:27 | ポルトガルの野の花

マメ科、シャジクソウ(トリフォリウム)属、ヨーロッパから西アジア原産、耐寒性一年草、

学名: Trifolium incarnatum、和名:クリムソンクローバー、ベニバナツメクサ(紅花詰草) 、

英名:Crimson clover、Italian clover、葡名:Trevo-vermelho、

2013年5月、2015年5月7日、ポルトガル、アレンテージョ地方で、2014年、4月22日、コスタ・アズール地方で撮影

 

トリフォリューム・インカラツム Trifolium incarratumの花。

 

日当たりのよい牧草地や草原に自生。

 

草丈は50~60cmほど。

 

3月から5月ごろ、穂状花序に深紅色の花を咲かせる。

 

鮮やかな真紅のクローバー、めったに見かけない花。

 

花穂は4cmほどで、この種類では大型。

 

シャゼンムラサキやシレネのあいだに真っ赤なトリフォリューム・インカラツム。

 

日本には牧草として栽培されたものが野生化しているという。

 

種小名のincarnatumは赤い、紅色の意。

トリフォリューム・インカラツム Trifolium incarratumでした。

©2015  MUZVIT

 

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カルリナ・コリムボサ Carlina corymbosa

2015-07-17 09:32:01 | ポルトガルの野の花

キク科、カルリナ属、地中海沿岸地域原産、

学名:Carlina corymbosa、和名:カルリナ・コリムボサ、

英名:Clustered Carline Thistle、葡名:Cardo-amarelo、

2008年8月、2014年7月29日、8月3日、2015年7月4日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影

 

カルリナ・コリムボサCarlina corymbosaの花。

 

花の直径は4cmほど。

 

草丈は10~90cmほど。

 

羽状の葉がロゼットに広がり硬い棘が非常に多い。

 

まるで枯れ草かドライフラワー。

 

葉は枯れてしまっているが未だ蕾は残っている。

 

大西洋の水平線が見える平原に群生するカルリナ・コリムボサCarlina corymbosa。

 

草丈はほんの10cmほど。一つの花をつける。

 

カルリナ・コリムボサCarlina corymbosa別名ドライアンドラでした。   

©2015  MUZVIT

 

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ペディクラリス・シルヴァチカ Pedicularis sylvatica

2015-07-15 09:10:15 | ポルトガルの野の花

ゴマノハグサ科、シオガマギク属、

学名:Pedicularis sylvatica、英名:Lousewort、仏名:Pediculaire des bois、

2009年6月21日、2015年6月13日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影

 

高山の湧き水の近くに咲いていた。

 

草丈3センチほど。

 

 

 

背丈の低い草の中に埋もれるように咲いている。

 

 

 

 

 

ピントが合わせづらい。

 

ペディクラリス・シルヴァチカ Pedicularis sylvaticaでした。

©2015  MUZVIT

 

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キナラ・スコリムス Cynara scolymus

2015-07-12 09:22:12 | ポルトガルの野の花

キク科、チョウセンアザミ(キナラ)属、地中海沿岸地域原産の耐寒性多年草、

学名:Cynara scolymus、和名:チョウセンアザミ(朝鮮薊 )、アーティチョーク、

英名: Artichoke, Globe artichoke、伊名:Carciofo、仏名:Artichaut、葡名:Alcachofra、

2015年6月23日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影

 

地中海沿岸やカナリー諸島が原産。大きな蕾のなかにある軟らかい萼と花托が食用にされ、とくにフランスやイタリアではポピュラーな食材。

 

草丈は1~2.5メートルにもなり巨大、葉は羽状に深く裂ける。

 

夏に大きな頭状花序をだし、淡い紫色の筒状花を咲かせる。

 

古代から栽培されてきたキク科のハーブで、多くの種類がある。カールドンという野生の大アザミが原種といわれ、最初はセロリのように葉柄を食べていたが、花も美味しいと気付き、15世紀のイタリアで改良された。以後欧米で盛んに育てられている。

 

食用とするには、まずつぼみをレモンなどと共に茹でるか、蒸す。そして、花及び果実の冠毛になる繊毛を取り除き、蕚状の苞片を外から剥き、苞片基部の肉質部分を歯でしごくように食べ、最後に花托部分を切り分けて食用とする。食用部分はでんぷんに富んでおり、食感はいもに似ている。水溶性食物繊維に富む。

 

葉にはシナリンを含み、肝臓の解毒に効果がある。 シナリンには味蕾の甘味受容体の働きを阻害し、アーティチョークを食べたあとに食べるものの味をなんでも甘く感じさせてしまう働きがある。そのため、アーティチョークに上質なワインは合わないとされている。

 

日本には江戸時代にオランダから渡来した。

 

19世紀末からイタリア移民のグループがカリフォルニアで大規模にアーティチョークを栽培し、ニューヨークのイタリア系マフィアの資金源となっていた。1920年代、マフィアの封じ込めに力を注いでいたニューヨーク市長ラガーディアは市にアーティチョーク禁止令を出したが、アーティチョークの魅力に抗えず1週間後には取り下げられた。(Wikipediaより)

 

キナラ・スコリムスCynara scolymus でした。   

©2015   MUZVIT

 

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アスフォデルス・フィスツロスス Asphodelus fistulosus

2015-07-09 08:59:53 | ポルトガルの野の花

ユリ科、ツルボラン属、地中海沿岸地域原産、宿根多年草、

学名:Asphodelus fistulosus、和名:ハナツルボラン(花蔓穂蘭)、アレチヒナユリ(荒地雛百合)、

英名:Onionweed、Onion-leafed Asphodel、Pink Asphodel、

葡名:Gambanito、Abrotea-fina、Abrotea-fistulosa、Cebolinho-de-burro、

2015年2月11日、4月28日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、

 

アスフォデルス・フィスツロススAsphodelus fistulosusの花。

写真で見るとアスフォデルス・アエスティヴス Asphodelus aestivusに似ているが、こちらは少し小型。

 

牧場の道端に群生。

 

白地の6弁花の中央に赤茶色の線が入る。花の直径は1、5cmほど。

 

種がたくさんできている。

 

草丈は50cmほど。葉型は線形。

 

属名の Asphodelus はギリシャ神話の「asphodelos(アスフォデロス=不死の花)」からきている。

 

種小名の fistulosus は「管状の」という意味。

 

 

 

アスフォデルス・フィスツロススAsphodelus fistulosusでした。

©2015  MUZVIT

 

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シレネ・ヌタンス Silene nutans

2015-07-03 09:11:53 | ポルトガルの野の花

 

ナデシコ科、マンテマ(シレネ)属、ヨーロッパに分布、多年草、

学名:Silene nutans、和名:ヨルザキマンテマ、シレネ・ヌタンス、

英名:Nottingham Catchfly、Eurasian Catchfly、

2015年6月13日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影

 

シレネ・ヌタンスSilene nutansの花。

 

花の大きさは1cmほど。

 

花期は6月から8月ごろ。

 

ガクが細い筒状。

 

全体に粘着性の毛で覆われる。

 

茎頂の円錐花序に白い花がつく。

 

草丈は25~50cm。

 

i種小名のヌタンスは(nutans=夜)という意味もあるが、(nutante=震動する、揺れる)からも来ているのかも知れない。風にいつも揺れてシャッターチャンスがなかなかなくピンボケ写真が多い。

 

シレネ・ヌタンスSilene nutansでした。

©2015  MUZVIT

 

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ケンタウレア・マキュロザ Centaurea maculosa

2015-07-02 09:06:15 | ポルトガルの野の花

キク科、ヤグルマギク属、ヨーロッパ原産、多年草、

学名:Centaurea maculosa、英名:Spotted Knapweed、

2015年6月13日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影

 

ヤグルマギク属には草丈30-120cmの一年草または多年草で、寒さには強いものが多い。

 

葉は細長く、前縁のものもあるが、1回または2回の羽状複葉のものが多い。

 

花は管状花からなる頭状花で、アザミに似た姿のものが多いが、頭状花の組成が粗く、マツムシソウの花のように見えるものもある。花色は、青・紫・藤色などのブルー系と、黄花のイエロー系に分かれるが、園芸種には白・ピンク・紅色などの品種もある。花の直径は15ミリほどと小さい。

 

属名のケンタウレアはギリシャ神話に出てくる半人半馬の怪物ケンタウロスが由来。英語読みにしてセントーレアまたはセントレアと呼ぶこともある。

 

ケンタウレア・マキュロザは「世界で最も研究されている外来種」のベスト3にランクされている。

 

下記はケンタウレア・マキュロザを使った興味深い研究報告です。長いですが全文を掲載します。

ヤグルマギクの1種(Centaurea maculosa、キク科)はもともとヨーロッパ種ですが、これを米国西部に導入したら、北米の野生種を追い出して、これに置き換わってしまっていました。この原因は C. maculosaが毒素カテキンを生産し、北米に土着の野生種の発芽や生長を抑えるためであることが明らかになりました。ヨーロッパ種は、C. maculosaを含めて、カテキンには抵抗性で、この植物の周りの土壌に蓄積したカテキンの量では全く影響を受けません。しかし、在来種の C. diffusaはカテキンに感受性で、カテキンにより反応性の高い活性酸素が発生し、これによりCaイオン関与のシグナル伝達が起こり、遺伝子発現に変化を生じて細胞が死ぬことが明らかにされています。

 

外来種が在来種を追いやるのは主に繁殖力の違いにあると考えられてきました。したがって、植物が化学的な作用によってお互いに干渉しあうという考え方は従来は受け入れらませんでした。毒物を供給する側の植物は、この毒物を受ける側の植物の周囲にその毒物を運ばなければなりません。

 

作る側の植物の周りの毒物量は受ける側の植物の周りよりも高いはずです。ということは、作る側の植物はこの毒物に対して抵抗性になるように進化してきたに違いありません。しかし、受ける側の植物にも抵抗性を高めるような淘汰圧がかかります。したがって、植物が共存すればその植物種はお互いの毒素に抵抗性を進化させていかなければなりません。しかし、共存しない場合は、お互いの毒物に対して感受性が異なっても不思議はないと考えられます。従って、アレロパシーも外来種が蔓延する原因の1つと考えられるようになりました。

 

ホウセンカの1種(Impatiens glandulifera)は、英国では、最も侵略性の強いものの一つですが、この近縁種であるキツリフネ(Impatiens noli-me-tangere)は数が少なく、絶滅危惧種です。これも化学物質に対する抵抗性の違いによるものと考えられます。また、ヤグルマギクC. maculosaの在来生息地にいる土壌微生物は雑草の生長を抑制する効果が高く、侵略地である北米の土壌微生物は、C. maculosa自身の生長を高める作用が強いことが示されています。これらのことから、この外来種の侵略を北米で成功させた理由は、化学物質だけではなく、根圏の微生物相の違いも影響していると考えられています。(ドクトル・ミツイの生物学雑記帳/いきものの不思議より)

©2015  MUZVIT

 

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テウクリウム・スコロドニア Teucrium Scorodonia

2015-07-01 08:43:12 | ポルトガルの野の花

シソ科、ニガクサ属、ヨーロッパ南西部原産、多年草、

学名:Teucrium Scorodonia、和名:ヨーロッパニガクサ、ムラサキサルビア、セージリーブドジャーマンダー、

英名:Wood Sage、Garlic Sage、Wood Germander、葡名:Escorodonia、Salva-bastarda、Salvia-bastarda、

2015年6月13日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、

 

乾燥した林内や草地、海岸砂丘などに自生、草丈は30~50センチになる。

 

全体に柔らかな毛に被われている。

 

葉は卵形で、浮き出た葉脈がある。

 

6月から9月ごろ、黄緑色の花を咲かせる。

 

「ホップ」に似た味と香りがあり、ビールの香り付けに使われることもある。

 

英名ではセージと名前がつくが、セージの仲間ではない。

 

葉を揉むと芳香がある。

 

葉には利尿、強壮、収れん作用があると言われ、ティーとして飲まれるが苦みがある。

 

傷や打ち身には、葉をつぶして患部に貼ったりする。

©2015  MUZVIT

 

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