The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

ディトリキア・グラヴェロレンス Dittrichia graveolens

2021-10-11 10:47:02 | ポルトガルの野の花

キク科、Asteraceae、ディトリキア属、地中海沿岸地域~北アフリカ原産。

学名:Dittrichia graveolens、

英名:Stinkwort、Stinking Fleabane、

2016年10月23日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で、2018年9月25日、ベイラ地方で撮影、

 

ディトリキア・グラヴェロレンス Dittrichia graveolens の花。表示名は学名の音読み。花の直径は4ミリほど。

 

茎は硬く枝分かれし、草丈は 50 センチほどになる。葉は 2 センチほどの長楕円形で厚く毛があり、対生。顎片は細長くうろこ状。

 

果実は既に花と同時期にタンポポの様な綿毛状。

 

花が終わり、ほとんど綿毛状になった状態。

 

舌状花は黄色く 8~10 枚で先端が切れ込む。道端や荒地などに自生。ディトリキア・グラヴェロレンス Dittrichia graveolens でした。

©2021 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より)和名は、学名の音読みから。属名は、ドイツ人植物学者 Manfred Dittrich への献名。種小名は「強臭を持つ」の意。

ディットリキアー・グラヴェオレンスはキク科の多年草である。本種は、本来の原産地は地中海沿岸地方の標高 800m 以下の乾燥した岩礫質な土壌地帯ということである。しかしかなり劣悪な環境でも定着し繁殖を続けるという。草丈は 50㎝ 程度となる。葉は披針形~線形で、茎に互生し、短細毛に覆われる。本種には、全体的に異臭があり、触れると粘つき感がある。茎は上部で良く分枝をする。9~10 月頃、、茎頂並びに枝先に円錐花序を出し、径 44㎜ 程度の黄花を多数つける。舌状花は 7~10 個前後で、舌弁の先端部は浅裂する。花後の果実には白色の冠毛がつく。本種の原産地は、地中海沿岸地方であるが、ヨーロッパ各地・アメリカやオーストラリア・ニュージーランド・東アジアでは帰化状態にある。(GKZ植物事典より) 

 

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