The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

エピロビウム・ヒルスツゥム Epilobium hirsutum

2022-11-25 09:53:08 | ポルトガルの野の花

アカバナ科、Onagraceae、アカバナ(エピロビウム)属、多年草、

ユーラシア大陸~アフリカ北部に広く分布するが、絶滅危惧種とされているらしい。

学名:Epilobium hirsutum、

和名:オオアカバナ(大赤花)、

英名:Harig Wilgenroosje、Great Willowherb、Cherry Pie、Great Willowherb、Great Hairy Willowherb、Hairy Willowheb、Codlins and Cream、

葡名:Epilóbio-eriçado、Epilóbio-de-flor-miúda、Epilóbio-erioçado、Erba-dos-estolhos、

2014年7月30日、2015年7月25日、8月1日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で、2015年8月1日、アレンテージョ地方で撮影、

 

エピロビウム・ヒルスツゥム Epilobium hirsutum の花。10年も前に写真を撮っているが、その後、なかなか出会えなかった花で、セトゥーバル周辺でもあまり見かけない。

 

十文字のめしべが特徴的。草丈は70~100cmほど。花の直径は1,5cmほど。あまり見かけないけれど、あれば大株で自生していることが多い。

 

写真の右に写っているように、長いさやが弾けて種を四方に飛ばした後の姿。

 

畑の脇や水路の付近など水分の多いところに自生。

 

緑の中に明るいピンクが映えるエピロビウム・ヒルスツゥム Epilobium hirsutum でした。

©2022  MUZVIT

 

(GKZ植物事典より)和名は、大形のアカバナの意から。属名は、ギリシャ語の ion(=スミレ)と epi(=上)lobon(=鞘)の3語の合成語であり、この属の植物は紅紫色の花が茎頂につく様子から。種小名は「多毛の」の意。

オオアカバナは、アカバナ科の多年草である。名前の通り、アカバナの大形種であり、草丈は1~1,5m程度となる。全草が学名に示されるように多毛である。茎には、軟細毛と腺毛とが混在密生する。葉は長さ4~12㎝程度の楕円形~長楕円状披針形で、縁部には粗い鋸歯を持ち、先端部は鋭頭となり、基部では葉柄を持たず茎に互生する。葉の両面には軟細毛がある。7~8月頃、径2~2,5㎝程度で紅紫色の4弁花をつける。花弁の先端部は2浅裂する。花柱は4大裂する。花後には長さ4~12㎝程度の果実をつけ、外皮には軟細毛と腺毛とが密生する。国際自然保護連合レッドリストでは絶滅危惧軽度懸念種(LC)に指定している。我が国の環境省RDBでは絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されている。(GKZ植物事典より) 

 

 

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