The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

エリンギウム・マリティマム Eryngium maritimum

2021-12-05 10:42:06 | ポルトガルの野の花

セリ科、Apiaceae、ヒゴタイサイコ(エリンギウム)属、地中海沿岸地域原産の耐寒性多年草 、薬用植物、

学名:Eryngium maritimum、

和名:シーホリー、

英名:Mediterranean Sea Holly、Seaside Eryngo、

葡名:Cardo-maritimo、Cardo-rolador、

2008年7月、2014年7月3日、ポルトガル、コスタ・アズール地方、アルガルヴェ地方で撮影、

 

棘のある大きなガク(?)に守られたエリンギウム・マリティマム Eryngium maritimum の花。ポルトガルの海水浴場に近い砂地に自生している。

 

花の直径は5センチほど。草丈は20~60cmほど。間もなく開く蕾。

 

葉は銀色の光沢をもち、葉脈の部分の色が薄くなり、花と同じブルーに色づく。

 

 

 

根は生でジャム・ゼリーの風味付けにつかう。根には、鉄、硅素、そのほか貴重なミネラルが含まれているため、砂糖づけにして、咳止め、興奮剤、神経系強壮剤に使用された。(Air Of Fragranceより)海水浴場付近の群生地の エリンギウム・マリティマムEryngium maritimum でした。

©2021 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より)和名は学名の音読みから。属名は、ギリシャ語の eryngion(=ハアザミ)に由来しているようである。種小名は、「海浜性の」の意。

エリンギウム・マリテマは、セリ科の多年草である。本種はヨーロッパ沿海地の砂質土壌地帯に自生する典型的な海浜植物である。直根性で、越冬時にはロゼットを作る。茎は直立し、草丈は30~60㎝程度となる。茎は無毛で、幾分青みを帯びる。茎の表面には稜状に隆起がある。葉は灰色を帯びていて、上半部は5角形状で、角部には鋭い刺を持つ、下半部は楕円状で、基部では葉柄状と化して茎に対生する。葉の葉脈部位は紫色を帯びる。6~9月頃、茎頂並びに枝先に径3㎝程度の散形花序を出し、青紫色の小花を多数付ける。花序の下部には、良く発達した苞が支える。花後には楕円状の痩果を付ける。我が国への渡来時期不詳。(GKZ植物事典より)

 

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