イラクサ科、Urticaceae、ヒカゲミズ(パリエタリア)属、南ヨーロッパ原産、多年草、
学名:Parietaria judaica、別名:Parietaria diffusa、
和名:カベイラクサ(壁刺草)、ヨーロッパヒカゲミズ(欧州日陰水)、
英名:Pellitory-of-the-Wall、Spreading Pellitory、Sticky-weed、Asthma Weed、
葡名:Alfavaca,Alfavaca-da-cobra、Alfavaca-de cova,Amarras,Cobrinha、Columbrina,Erva-das-paredes、Erva-de- Nossa-Senhora、Erva-de-Santana,Erva-de-amorra、Erva-dos-muros,Erva-fura-paredas、Erva-da-cova,Helxina,Parietária、Pulitaina,Pulitária,Utriga-maans、
2014年5月11日、ポルトガル、コスタアズール地方で、2015年6月13日、2018年9月25日ベイラ地方で、2018 年 5 月 15 日アレンテージョ地方で撮影、
不規則に広がる多毛の多年草。雄花と雌花は同株にある。
よく分岐する赤味のある茎、葉は卵形で先が尖り、長さ1-7cm。
ポルトガルの城壁などでよく見かける。ハーブとして薬用にされる。
ヨーロッパの重要な花粉抗原である。別種小名のdiffusaは拡散させる、流布するの意。
パリエタリア・ジュダイカ Parietaria judaica でした。
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(GKZ植物事典より)和名は、壁に這い上がる修正を持つイラクサ科の植物の意から。属名は、ラテン語の Parietarius(=壁)を語源としている。種小名は「ユダヤの」の意。
カベイラクサはイラクサ科の多年草である。草丈は60㎝程度となる。茎は赤味を帯びており、茎基部は木質化する。茎上部では良く分枝をする。本種は、岩場や壁面などを這い上がる習性を持つ。茎や葉は白色の細毛で覆われている。葉は長さ1~7㎝程度の卵形で、縁部は全縁、先端部は尖り、基部では短い葉柄に連なり茎に互生する。4~6月頃、葉腋に淡赤色の小花を多数付ける。雌雄異花・同株。開花時には大量の花粉を放出し、アレルギー源と化す。花後には黒みを帯びた果実を付ける。本種は、世界の亜熱帯・熱帯地域では帰化状態にある。日本では昭和62年(1987)に横浜で初めて確認されている。その後国内各地で帰化状態が確認されている。 (GKZ植物事典より)
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