The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

オロバンケ・フォエティダ Orobanche foetida

2022-02-12 10:03:24 | ポルトガルの野の花

ハマウツボ科、Orobanchaceae、ヤセ属、地中海西部沿岸地域原産、多年生寄生草本、

学名:Orobanche foetida、

英名:Foetid、葡名:Erva-toira-denegrida、

2009年5月、2010年4月22日、ポルトガル、アレンテージョ地方で、2014年12月24日、アルガルヴェ地方で、2014年5月17日、エストレマドーラ地方で撮影、

 

オロバンケ・フォエティダ Orobanche foetida の花。表示名は学名の音読み。花房の長さは15cmほど。

 

1cmほどの舌型花を50ほどもつけ、下から順に開花。鮮やかな赤が遠くからも目立つ。葉はなく花茎が土から直接生えている。

 

オロバンケ・ラモサなどに比べるとかなり大きい。腐生植物のオロバンケの仲間のなかでは大型。

 

オロバンケ・ラモサなどは半日陰地でよく見るが、この種は日当たりの良い草原などに自生。

 

オロバンケ・フォエティダ Orobanche foetida でした。  

©2022 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より) 和名は、学名の音読みから。属名はギリシャ語の orobos (=カラスノエンドウ)と anco (=絞め殺す、締め付ける)の合成語から。種小名は「悪臭ある」の意。

オロバンケ・フォエティダはハマウツボ科の寄生植物である。本種は、原産地の項に記した地の日当たりの良い草原に生える草本植物(概してマメ科の植物)に 寄生する野草である。葉は持たず、寄主から栄養分を吸収して育つ。茎は多肉質で、赤色をしており、周囲には白色の軟細毛が密生する。4~6月頃、茎上部に 長さ15㎝程度の穂状花序を出し、径1㎝程度の筒状花を多数つけ、下方から上方へと咲き上がる。花冠は5裂し、全体的には唇形となる。開花時には不快な異臭を放つ。  (GKZ植物事典より)

 

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