ナデシコ科、Caryophyllaceae、パロニキア属、地中海沿岸地域原産、ヨーロッパ、西アジアに分布、多年草、
学名:Paronychia argentea、
英名:Silvery Whitlow-wort、Sanguinaria、Nevadilla、
葡名:Erva-dos-linheiros、Erva-dos-unheiros、Erva-prata、Paroníquia、Paroníquia-de-clúsio、Paroníquia-prateada、
2015年2月12日、2016年2月8日、2017年6月16日、2018年1月25日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、
パロニキア・アルゲンテア Paronychia argentea の花。花の直径は 2~3mm。開花は 2月から 6月。
海水浴場の砂浜付近などに自生。軸は赤いのが目立つ。葉もしばしば紅葉する。
地を這うように枝を延ばし 50cm ほどの広がりを見せ枝の先端に多くの地味な花を咲かせる。
葉は艶のない緑灰色又は緑銀色で対生又は輪生。種小名の argentea は銀色のの意。花には利尿効果がありお茶として利用することができる。又、路疾患や白斑に効果があり、西アジアでは長年にわたり民間伝承薬として用いられている。
パロニキア・アルゲンテア Paronychia argentea でした。
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(GKZ植物事典より) 和名は、学名の音読みから。属名は、ギリシャ語の para(=近い)と onyx(=爪)の合成語から。種小名は「銀白色の」の意。
パロニキア・アルゲンティアはナデシコ科の多年草である。本種は、地中海沿岸地方の乾燥した空き地・砂地・溝等に自生の見られる野草である。本種は、矮性の植物で茎は地を這い50㎝程度伸張し、マット状に広がりを見せる。概して茎は赤味を帯びている。葉は、幾分肉厚な楕円状で、縁部は全縁、先端部は刺状に突起し、基部では鱗片状で茎に対生する。2~6月頃、葉腋から散形状に銀白色の花を1~3個つける。花は、掲載した写真に見られるように透明なフィルム質の萼片に囲まれて径2~3㎜程度の5弁花である。(GKZ植物事典より)