JTDの小窓

川崎市幸区下平間の鍼灸・手技療法『潤天堂』院長のあれこれなつぶやき

痛みを6つの視点から分析する問診のキーワード

2013-04-22 | 臨床・治療
先日のドクターGの中で紹介されていた問診の方法

「OPQRST」

今までも(この内容として)聞いていなかったわけではありませんが、このように形式化していると聞きもれがなく大変有効だと思いました。例えば、


患者 67歳 男性
主訴 おなかが痛い

                  

O:On set                 
(どのように発症したか)         

(例)急に

P:Palliative / Provocative        
(どんな時痛い?どんな時痛くない?)   

(例)姿勢を変えると痛い

Q:Quality                          
(痛みの性質)

(例)強い痛み

R:Region                  
 (場所)

(例)右下腹部

S:Symptom                
(随伴症状)

(例)特になし

T:Time course              
 (時間経過)

(例)短時間で繰り返す


主訴をあらためて「OPQRST」に当てはめてみると、

主訴:おなかが痛い
     ↓
『67歳男性、急性の、姿勢で変化する短時間で繰り返す強い右下腹痛』

となる。




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