JTDの小窓

川崎市幸区下平間の鍼灸・手技療法『潤天堂』院長のあれこれなつぶやき

きょうの健康3

2013-02-22 | きょうの健康
ご存知 Eテレの(月)~(木)午後8時30分~8時45分放送の番組。その道のスペシャリストの医師が出演・解説されます。一般の方にもわかりやすく、最新の情報が得られるよい番組です。ぜひご覧ください。

不定期かもしれませんが、放送にあった内容について簡単な問題をつくってみます。
興味のある方はチャレンジしてください。解答は最下段にセットしておきます。スクロールしてください。

2月18日~20日は「がんの放射線治療」と「スギ花粉症」について。

※(1)2月21日分は今回省きます。 (2)解答方法が変わりました。

がん治療には手術・放射線・薬の3つがある。放射線治療は切除しないため「体への負担が少ない」「身体の機能を温存できる」というメリットがあり、その役割として、がんを完全に治す「( 1 )治療」と、がんによって引き起こされるつらい症状を和らげる「( 2 )治療」がある。( 1 )治療では、がんの病巣だけでなく( 3 )にも予防的に照射する。( 2 )治療は放射線を照射して気道や尿路などの「( 4 )の除去」、骨転移や再発したがんの「( 5 )の除去」、「がんからの( 6 )」を止める」など、つらい症状を和らげて生活の質を向上させる治療。
放射線治療の効果の高いがんは「( 7 )がん」「( 8 )がん」「( 9 )がん」などの「頭頚部のがん」や、「( 10 )がん」「( 11 )がん」「( 12 )がん」「( 13 )がん」などがある。早期の場合は放射線治療単独で根治を目指すが、進行している場合は抗がん剤と組み合わせる「( 14 )療法」を行ったり、手術と組み合わせる。胃がんや大腸がんは放射線治療は選択されていない。

放射線治療には、放射線を体の内側から照射する「( 15 )治療」と、外側から照射する「( 16 )」という方法がある。舌がん、前立腺がん、子宮頸がんでは放射線を発する物質を封入した針、カプセル、管を病巣内に留置し、一定期間必要な線量だけ放射線を照射して治療する。( 15 )と( 16 )を併用した治療も行われる。
( 17 )という治療では、がんに低線量の放射線を当て、根治に必要とされる放射線量がピンポイントでがんに照射されるようにする。放射線を当てたくない部分を避ける照射法には、「( 18 )」がある。がんが複雑な形をしていてもその形状に合わせてコンピュータ制御で放射線の強さを変えながら患部に集中的に照射する。現在、呼吸に伴う肺の動きまで考慮に入れて照射する「( 19 )放射線治療」が実用化され、より精度の高い放射線治療ができるようになっている。 

放射線治療の副作用には( 20 )の副作用と( 21 )の副作用がある。( 20 )は治療中から治療終了1ヶ月位のあいだで、放射線に感受性の高い皮膚や粘膜の細胞が傷害されて起こる(放射線皮膚炎など)。根治に必要な放射線量をかけると必ず起こるが治療が終了すれば治る。( 21 )の場合、治療終了後数ヶ月~数年という単位で起こる。( 22 )が硬くなって線維化したり、血管が傷害されて酸素不足や栄養不足が生じ組織が壊死したりして起こる。
放射線による対症治療は、ある程度進行したがんに対してがんを小さくすることで( 4 )や( 5 )を除去し、また、がんからの( 6 )を止めるという目的で行われる。最近は、骨転移の痛みの緩和に( 23 )という放射性医薬品を注射する治療もある。( 23 )はカルシウムと同じように骨に集まりやすく、特に骨転移のある部分に長くとどまる。それによってがんを小さくし結果的に痛みを緩和することができる。

花粉症の主な治療は( 24 )( 25 )( 26 )がある。( 24 )は抗ヒスタミン薬や鼻噴霧用ステロイド薬などが用いられる。薬の治療で改善しない場合、粘膜を焼灼したり、鼻腔を整復するような( 25 )が検討されることがある。( 26 )は現在、根治の可能性がある唯一の治療法で、原因となる植物の花粉のエキスを少しずつ体内にいれ、体質を徐々に改善していくもの。週に1~2回の注射を数ヶ月行い、そのあとは1~2ヶ月に1回程度を2~3年以上続ける必要がある。
現在、1~2年後に実用化が予定されている( 27 )という新しい方法が注目されている。これは舌の裏側に花粉のエキスをスプレーするという方法で、自宅で自分でできるため患者さんの負担も少なく副作用も軽減されることが予想されている。


語群:

前立腺 ストロンチウム89 小線源 外部照射 定位放射線治療 圧迫 痛み 出血

食道 IMRT(強度変調放射線治療) 薬 手術 免疫療法 舌下免疫療法 画像誘導

急性 晩期 子宮頸 結合組織 化学放射線 喉頭 舌 咽頭 肺 根治 対症 リンパ節  








解答:

1.根治 2.対症 3.リンパ節 4.圧迫 5.痛み 6.出血 7.喉頭 8.舌 9.咽頭 10.肺 11.食道 12.子宮頸 13.前立腺 14.化学放射線 15.小線源 16.外部照射 17.定位放射線治療 18.IMRT(強度変調放射線治療) 19.画像誘導 20.急性  21.晩期 22.結合組織 23.ストロンチウム89 24.薬 25.手術 26.免疫療法 27.舌下免疫療法






 

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