54年前の昭和37(1962)年に日本初のオールステンレス車として登場し、高度経済成長期の大量輸送を支えた南海電鉄の通勤車両「6000系」車両の走行距離が、地球150周分に相当する600万キロに達する見通しとなりました。
↑平成27年6月28日 南海高野線 今宮戎⇔新今宮駅間にて
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↑6000系は、オールステンレスで日本で初めて製造された4ドアの20m車としてデビューしました。
今では珍しくなった片開きの大きなドアと、「コルゲート」と呼ばれる波形模様が車体側面にあるのが特徴です。
電車の寿命は一般的に30~40年とされ、同時期に東京の大手私鉄で登場したオールステンレス車はすでに廃車が進んでいますし、廃車にならなくとも、後継の新型車両が登場すれば、寿命より前に地方私鉄で「第二の人生」を送ることも多いのです。
↑平成28年6月15日 南海高野線 住吉東駅にて
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昭和の鉄道史に詳しい作家の小牟田哲彦さんは「半世紀以上も大手私鉄で走り続けるような電車はもう登場しないのではないか。もともと長持ちする名車だったことに加え、ものを大切に使う傾向が強い関西の風土も後押しした結果だろう」と話されています。
↑平成27年6月28日 南海高野線 今宮戎⇔新今宮駅間にて
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↑6000系は、オールステンレスで日本で初めて製造された4ドアの20m車としてデビューしました。
今では珍しくなった片開きの大きなドアと、「コルゲート」と呼ばれる波形模様が車体側面にあるのが特徴です。
電車の寿命は一般的に30~40年とされ、同時期に東京の大手私鉄で登場したオールステンレス車はすでに廃車が進んでいますし、廃車にならなくとも、後継の新型車両が登場すれば、寿命より前に地方私鉄で「第二の人生」を送ることも多いのです。
↑平成28年6月15日 南海高野線 住吉東駅にて
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昭和の鉄道史に詳しい作家の小牟田哲彦さんは「半世紀以上も大手私鉄で走り続けるような電車はもう登場しないのではないか。もともと長持ちする名車だったことに加え、ものを大切に使う傾向が強い関西の風土も後押しした結果だろう」と話されています。