霊界の門 ・見えないものの力

霊界や因縁から、現在の自分をみつめ、「見えないものの力」を味方にしましょう。

『永生』

2012年11月27日 | 心霊現象
「永生」は「えいせい」と読みます。
またまた「蓮沼門三主幹」の言葉です。
「道のひかり」という言葉集の、第九章として載せられています。
神道を中心とした神、しかし聖書でいうところの神と、蓮沼氏のとらえたその確かにまします「神」
と人の生き方を、このように記されているというところでしょうか。
そしてそのご自分の人生に、確実に実践された足跡としてこれらの「言葉」がのこされたことを偲ぶ
とき、それがまた「真理」に通じることを思い知るのです。
全十章にわたる言葉の中の、第九章をここにご紹介いたしましょう。


  第九章  永生


  中天(ちゅうてん)に輝く太陽もやがて西山(せいざん)に沈むべし。
  咲き誇る花の色も褪(あ)せては土に帰るなり。露より脆(もろ)き人の生命(いのち)
  たれか明日(みょうにち)のわれあるを知らん。
  青雲(せいうん)の志胸に燃ゆるとも紅顔(こうがん)果たして幾時ぞ。
  玉楼(うてな)にむすぶ栄華の夢も覚めては悲傷(ひしょう)の涙あり。
  功(こう)成り名遂ぐるもその霊は満たされず、富足り身健(すこやか)なるもその魂は
  医(いや)されず。
  全世界を得(う)るも生命(せいめい)を失わば何の益かあらん。
  肉に属(つ)ける心には肉に属ける悩みあり、地に属(つ)ける情(こころ)には地に属ける
  憂(うれい)あり。
  頼むべからざるものを頼み依(よ)るべからざるものに依らば、いずれの日にか平安を求めん
  や。
  百計(ひゃっけい)尽くれども希望(のぞみ)を失わず、病めども悲しまず老ゆれども衰えず、
  死ねども朽ちぬ生命は、誠に実(まこと)に神を知り仏に仕(つか)え、その恩寵(めぐみ)
  によりてのみ与えられる。
  絶えず霊光(れいこう)に照らされ大愛(たいあい)に励まさるる時、艱難(かんなん)何か
  あらん窮乏(きゅうぼう)何かあらん。
  水火(すいか)も辞せず白刀(はくじん)をも怖れず、聖旨(みむね)のままに、血と涙とを
  彩(いろど)りつつ人世のために戦うなり。
  たとえ世に敗(やぶ)れ肉に死すとも、その明魂(めいこん)は輝きて暗き現世を照らし、
  その英霊は降(くだ)りて悩める後人(ひと)を慰め、永久(とこしな)えに人の魂の中に
  生きて亡びざるなり。
  智ある者よその智を誇ることなかれ、冷やかなる魂は悩みの中に亡ぶべし。
  権(ちから)ある者よその権を誇ることなかれ。驕(たかぶ)る魂は憂いの中に亡ぶべし。
  富ある者よその富を誇ることなかれ、淫(みだら)なる魂は奢(おごり)の中に亡ぶべし。
  ただ誇るべきは、神を知り仏を仰ぐの一事(いちじ)のみ。
  ただ誇るべきは、霊光によりて永生を得(う)るの一事のみ。
  ああ平安の生涯は霊光(ひかり)によりて導かれ、永遠の生命は恩寵(めぐみ)によりて与えら  れる。


    花は散りにほひも消ゆる人の世に

        永久(とわ)のいのちを種子(たね)にのこして





昨日見たTVでね。
かの世界一の美女と言われた『エリザベス・テーラー』に、こう聞いた人がいたそうです。
「あなたが手にしなかったものは、もうこの世にはないでしょう・・・」と。
結婚8回、離婚が7回。富と名声はほしいままにしたであろう「彼女」が、それに答えてこう言う。

「明日という日を手にしたことは、ないわ」と・・・。


はい、今日はこれでおしまいです。