田舎生活実践屋

釣りと農耕の自給自足生活を実践中。

2007/11/04

2007-11-06 00:11:25 | 酒蔵を不良爺さん達と訪ねる
田舎生活の好きな皆さんお元気ですか。
一昨日、昨日とサッポロビールしか飲まないという飲み仲間の会の面々と、日帰りバス旅行に行ってきました。
一昨日は秋月の散策、昨日はキリンビール園の見学(コスモス畑とビール試飲が目当て)ともに温泉あり。
私は幹事で、両方参加で秋の行楽を堪能しました。

(カエル寺)
 二日目の昨日、博多の南、20キロに位置する、真言宗のお寺、通称カエル寺に。
飲み仲間のリーダーのラーメン屋のI氏がテレビで見て、是非行こうと。
このお寺には、2年前、クルーザーのラニーニャ号の艇長のN氏宅にバーベキューで遊びに伺った際、近くにあるからと、散歩がてら連れて行ってもらったお寺。
N氏にカエル寺の住職に、飲んべえ40人が行くので、受け入れをお願いしてほしいと依頼。
N氏すぐ出かけて住職にお願い、住職快く引き受けてくれたもの。
田舎のさびれた寺のような駐車場にバスの面々、いったいここはどこじゃと怪訝な顔。
口の悪い面々で、「つまらん」と、小言を後でもらうのではと、内心冷や冷や。
本堂への石畳を登るにつれ、石のカエルの多さと、カエルが掲げる「不運ではない、試練と思え」「足元注意」「日々是好日」などなどのプラカードに皆さんにっこり。
お会いするのは二度目の住職が階段途中まで出迎えてくれ、本堂に。
皆さん、本堂に集まったら、和尚さんの楽しくも心に響くお話が、次々。
時計を見ると、予定の出発時刻はとっくに過ぎて、ウヘー!
最後は、3歳の子供さんを亡くした夫婦が、子供をしのんで東京ディズニーランドに行き、お子様ランチを2つ頼んだら、事情を知ったレストランのウェイトレスが、3つ用意してくれたという話に、和尚さんも目にかすかに涙、飲んべえの面々も涙が頬を流れで、「生きている人間相手に話をしてくれた。これが本当のお坊さんじゃ」と面々大感激で、はるばる北九州から来た甲斐があったと晴れ晴れした表情。

(M画伯)
バスハイクには、ラーメン屋のI氏の50年来の友人のM画伯も同行。
飾らぬ、良寛和尚を思わせる漂漂とした人柄に、旅も一段とにぎやか。
I氏の発案で、参加者全員の俳句会を企画し、入選者4名にM画伯が、短冊に絵を書いてくれることに。
最終目的地のキリンビール工場(コスモスが美しい)に到着し、面々はコスモス園を散策。
N氏差し入れのカッポ酒を飲みながら、俳句を推敲する(私を含めほぼ全員ど素人)グループも(冒頭の写真)。
散策を終え、バスに私が荷物を取りに戻ると、N氏、バスの通路に膝をつき、真剣に絵を短冊に。
薄暗くなりつつある車内にM画伯の真剣な表情、ありがとうございます、と最敬礼して、キリンビールの試飲会場に。
この俳句会、帰りのバスの中で審査、私の句が入選し、M画伯の唐辛子の素敵な絵の入った短冊ゲットしました。
俳句は「登り来て見上げる紅葉カエル寺」。
M画伯油絵は、号(葉書の大きさ)5.8万円で美術年鑑に載っているそうな。

(江藤正翁)
86歳の江藤正翁(もと南海ホークスのエース、第一回オールスターのパリーグ先発)も、参加。
道中いろいろと話。
「戦時中、野戦重砲隊で南方に行く途中、貨物船を兵士用に丸太で仕切り、すし詰め状態。嵐になり船が揺れた拍子に、仕切りの一部が崩れる。そのまま寝ていて、朝になり、隣に寝ていた、親友の福田氏(佐賀・長崎・福岡の出身で、拓殖大学、江藤翁と一緒に学徒出陣、満州の士官学校で訓練)が起きないので、声をかけると、すでに死亡。
崩れた丸太で頭の一部がつぶされていた。
体格の良い方で、立派な兵隊だった。
そうした死に方をした友人が多かった、自分が生き残ったのは紙一重。
福田氏の遺族に会って最後の様子を知らせたかったが、出来ず、今に至った」とのこと。
バス旅行が終わり、「来春、柳川に川下りと桜見物に同じメンバーでバス旅行をするので、行こう」と言うと、「生きていたら行くぞ」とにっこり。

(冒険家のM先生)
M高校を定年退職した数学教師で冒険家のM先生、本当にお祖母さんの眠るフィリピンバギオに単身で出かけ、地元の高校生、大学生の数学の先生を始めました。
詳細は左のブックマーク(バギオ冒険日記)。

 今度の日曜日、コーラル丸で釣り。一昨日のバスハイクに参加の川端船長の話では、皮ハギがよく釣れているとのこと。
コメント
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