終日暖気

雑記

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水の中のナイフ

2006-05-09 | 映画

『水の中のナイフ(NOZ W WODZIE)』1962年ポーランド

初見。ポランスキー監督だしナイフだし怖そうだー・・とドキドキしながら鑑賞しました。
裕福な男女に同行する貧しい若者、ヨット、ナイフ・・とくると「太陽がいっぱい」を思い出しちゃいますけど、これは全く違う展開の心理劇でした。
努力して成功して裕福な生活を送ってはいるけれど、人間の器がちいちゃくて、それに自分でも気づいているので益々虚勢を張って高圧的態度にでてしまう男、アンジェイ。しかも、その脆弱さがバレバレ。ああ、人間くさい(笑)
倦怠気味な妻クリスティナへのあてつけと退屈しのぎと若干のサディスティックな気持ちから、青年を拾って船に乗せるんですけど、若者だってバカじゃないし。
「歩き続けるには武器が必要だろう?」という台詞にはいろんな意味がありそう。
夫婦とも青年の名前を一度たりとも尋ねないような神経の持ち主なんで、倦怠かかえつつも結局ずっと一緒なんだろーなあ。あの歌を歌いながら・・・。
見終わって、(とほほ・・・)と哀しいような気分にもなるんですけど、妙に可笑しくて面白い映画でした。3人しか出てきませんけど、3人の気持ちがすごくよくわかります。