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機内ネット実現の舞台裏 整備士たちの熱い夏~裏方は大変だね~

2014-08-09 10:22:17 | 乗り物
機内ネットを開始する航空会社が増えてきているけど、改修して機器を追加するのは大変な作業ということがこの記事で分かる。
機内ネット実現の舞台裏 整備士たちの熱い夏  :日本経済新聞
高度1万メートルの上空でもメールやウェブ、交流サイト(SNS)が使える――。国内外の航空各社が機内でのインターネット接続サービスの整備を競い始めている。電車やバスでスマートフォン(スマホ)を使う光景はすっかり定着したが、飛行機だけは「圏外」の状態に置かれてきた。乗客に新たな利便性を提供する新サービスを陰で支えるのが、アンテナなどの設置に取り組む整備士たちだ。寸分の狂いも許されない緻密な作業に取り組む機内ネットサービス整備の舞台裏に迫った。

衛星通信のアンテナが大物のようだ。
機内ネットサービスは客室内に無線LAN(構内情報通信網)のアクセスポイントのほか、機体上部には衛星通信用の外付けアンテナを設置し、乗客の持つスマホなどを衛星回線経由でインターネットにつなげるものだ。中枢である外付けアンテナは3人がかりで装着する。

考えてみれば確かにただつけて固定すればいいというものではないんだ。
アンテナは普段、楕円形のカバー(レドーム)に隠れて見えないが、実はレドーム内部で360度回転し、仰角も調整できる。今回のサービスで使う人工衛星「インテルサット19」は東経166度の太平洋上にある。良好な回線状態を維持するため、アンテナは常に衛星の方角を向いて電波を発射するよう設計されている。

6箇所も必要なんだ。事務所並みというか、事務所以上かも。
この作業と並行して、機内でも関連機器の装着作業を進める。アンテナの真下に当たる機内の天井裏には、アンテナから電波を発射するための「ハイパワートランスミッター」と、アンテナの向きを自動制御する「アンテナコントロールユニット」がある。客室内のスマホなどと通信する無線LANのアクセスポイントは、中型機の767が機内3カ所、大型機の777は6カ所の天井裏に設置。客室全体をまんべんなくカバーする。

確かに47kgもアルアンテナを取り付けるには、補強しないとダメでしょうね。
1カ月近くに及ぶ改修作業の大半を占めるのは機体の補強だ。一般に飛行機は燃費を良くするため、1本1本の骨組みを構造上問題のない範囲で極限まで軽くしている。このため、機内ネットのアンテナのように当初の設計にない機器を取り付ける場合、補強が必要になる。
 JALの機内ネットの場合、機体上部に外付けするアンテナ一式だけでも47キログラムある。補強材は、この重さを何年にもわたり支え続ける重責を担う。JALの機内ネットでは、提供元の米ゴーゴーが「改修キット」として、補強材一式と改修指示書をアンテナとともに提供している。あとはプラモデルのように図面通り組み立てるだけかというと、そうはいかない。個々の補強材は、機体本来の骨組みと完全に一体となって応力を支えるように、数十カ所をリベットで留める。このため、指示書と定規を基に穴開けの位置を特定し、1カ所ずつドリルで穴を開けていく。

こうして読むと、無料でなくても有料でもしょうがないかなと思う。先日バンクーバーに行った時のエアカナダなど映画のプログラムはあまり面白いものがなく、私は寝れないので手持ち無沙汰になり、つくづくネット作業ができたら時間つぶしになると思った。でも、タイトルやあらすじなどで見たくないと思っていた映画を見てみたら結構面白かったという貴重な体験を失う事にはなるなあ。

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