温故知新~温新知故?

音楽ネタが多いだろうけど、ネタのキーワードは、古きを訪ねて新しきを知ると同時に新しきを訪ねて古きを知るも!!

NHKプレミアムアーカイブス~第29集 ガード下の東京~

2013-08-16 19:08:48 | 映画、TV、ミュージカル、エンタ
昨日今日とどこへもいかずにTV三昧。
午前中にNHKプレミアムアーカイブスを楽しんだ。
昨日は夢であいましょうを少しだけ。スキヤキがネタで坂本九が登場。コントや笑いなど、今にも通じそうな内容だった。

プレミアムアーカイブス 「テレビ60年 天野祐吉が選ぶ名番組」|これまでも、これからも。NHK TV60

「バラエティー 夢であいましょう」(放送:1963年6月8日 放送時間:29分)
日本のテレビ放送が始まった頃を代表するバラエティー番組。ショートコントと歌、ダンスでなどで構成されていた。ここから数多くのヒット曲が生まれたが、「上を向いて歩こう」もそのひとつ。その特集回を紹介する。

そして今日は以下の2つ。

「第29集 ガード下の東京」(放送:1958年6月1日 放送時間:28分)
戦後の土地難は、営業意識旺盛な東京人にガード下という好適の場所を発見させた。有名な秋葉原、御徒町間のアメ屋横町と称される一画をはじめ、キャバレー、バー、喫茶店、食堂などからガレージ、さらに学校からホテルにいたるまでガード下は、いまや繁華街の商店群に劣らない進展ぶりを見せている。終戦直後は、家を失った浮浪者たちの仮の住家といわれたものだった。
ガード下は、大都市東京の1つの縮図といえる。カメラはこのガード下の繁栄ぶりをとらえながら、ガード下の風俗を描く。

「NHK特集 シルクロード 絲綢之路 第5集 楼蘭王国を掘る」(放送:1980年8月4日 放送時間:49分)
タクラマカン砂漠の東端さまよえる湖、ロプ・ノール湖畔に栄華を誇った楼蘭王国。陽関から楼蘭への旅は、シルクロード最大の難所。砂あらし、風化土堆群、死のアルカリ平原の白竜堆を越える難行軍。神秘の国楼蘭の住居や井戸跡、墓地から発掘された貴婦人のミイラが発掘される。

ガード下の東京。この映像を見ると、6月までいた中国の地方都市と非常によく似た光景が見られるのが非常に面白かった。そう、この動画の1958年は私は知らないけど、1960年頃に静岡から東京に引越して、渋谷に住んでいたけど、この映像のようなガード下は記憶があるし、渋谷の青山学院近くの空き地で遊んだ記憶がある。1964年かな、東京オリンピックを機に見違えるように渋谷周辺は景色が変わった。都電などがなくなって玉川通りが今のように広くなる前の景色が残る頃はガード下ではこの動画のような景色や生活があった。今年の初めまでいた中国の地方都市は、その頃の東京渋谷よりずっと近代的だけど、多くはこの動画のようだったのは確かだ。あの頃にノスタルジーを感じる人は中国の地方都市へいけば今でもノスタルジーに浸ることができますよ。
日本の素顔 ガード下の東京 | テレビ60年 特選コレクション | NHKアーカイブス

戦後の土地難は、営業意識旺盛な東京人に「ガード下」という好適の場所を発見させた。キャバレー、バー、喫茶店、食堂からガレージ、さらに学校からホテルに至るまで。終戦直後は家を失った人々の仮住まいの場だったが、放送当時には繁華街の商店群に劣らない進展ぶりを見せていた。「アメ屋横町」などを取材。大都市東京の一つの縮図、ガード下の風俗と人間模様を描いた。

もう一つのローランは、1980年ということでそんなに今よりギャップは感じないけど、中国人が皆解放軍の制服姿で出てくるのが、凄い。そう、30~40年前まで中国は今の北朝鮮と変わらないというかそれより変わった国だった。時代の変化はすごい。このような映像を未だに的供してくれるNHKは、その点においては凄いと思うし、価値あるものだと思う。